今日は就労支援ネットワークたけのこの全体会議に出席!一般社団法人Solacoさんの講演でした!
- 乙訓もも
- 8月25日
- 読了時間: 4分
今日は京都府乙訓保健所で開催された、
乙訓地域の就労支援ネットワーク「たけのこ」の全体会議に出席しました!

この「たけのこ」に乙訓ももは事務局メンバーとして参加させていただいており、
今年度から乙訓地域で障害のある方やひきこもり状態にある方などで一般就労を
希望されている方に今以上に必要なサポートを提供できるように計画的に体制づくりを
行なっていくことになりました。
そして、今回の全体会議はまず乙訓地域にある障害福祉サービスの就労系の事業所から
一般就労する人たちを増やしていこうという機運と土壌を作っていく第一歩として、
就労継続支援B型事業所を運営されている一般社団法人Solacoの三王寺さんをお招きし、
「支援者として、当事者の親として、経営者としての目線から工賃を考える」と出して
お話しいただきました。

三王寺さんは京都中小企業家同友会の「工賃向上研究所」にも所属しておられ、
障害福祉サービスを取り巻く環境や社会情勢に、国の動向などを踏まえた上で、
障害のある方の工賃アップに取り組まれています。
この工賃アップは、一般就労における給料アップと同じことと言えますが、
なぜ就労系の事業所は工賃アップを目指す必要があるのでしょうか?
その理由を基本的な制度や工賃の仕組みから作業に含まれるお金以外の意味合いを含めて
説明くださり、具体的な数字を元に障害のある方の生活に必要なお金を改めて明確にして
自立のためには当然ながらお金が必要であるということをお話しくださいました。
一般社団法人Solacoさんでは工賃アップのために、理解ある企業と取り引きをしたり、
福祉事業所とつながりを作って共同で販売会を開催するなどされているそうです。
三王寺さんのお話はとても明快でわかりやすく、納得できるもので、
お金の話をすることで目指すべき所や必要なことがクリアになりました。
また、地域の福祉事業所のことを知ってもらい、企業と結びつくために自ら企画された
「山科エシカルマーケット」についてもご紹介くださいました。

この「山科エシカルマーケット」は、単に福祉事業所と企業が集まるイベントではなく、
学生や子どもたちと交流する機会があったり、ゴミを減らす取り組みを盛り込むなど
社会問題を解決する消費活動という視点で開催されたそうです。
そして今年も9月23日にこの「山科エシカルマーケット」は開催されるそうですよ♪
最後に山王寺さんは、
「誰もが幸せを感じる地域社会を実現する 働くことが幸せに」と締めくくられました。
本当にその通りだと思います。

働くことはお金を稼ぐ以外の意味もあり、生きていく上でとても大切なことで、
乙訓ももとしても「働く」を一つのキーワードとして、ネットワークを活用しながら
ひきこもり状態にある方のニーズにマッチしたサポートを実践しています。
そして、後半のグループワークでは乙訓ももが進行を担当させていただき、
講演で気になったキーワードを出し合って、みんなで話し合っていただきました。
時間が足りない!というくらい、参加された方は熱心に話し合われていて、
あっという間に過ぎてしまいましたね。
最後は各グループで何を話し合ったかを共有する時間を設け、
ゲストの三王寺さんからコメントをいただきました。
今回の就労支援ネットワーク「たけのこ」の全体会議は、障害のある方の暮らしを、
工賃や生活に必要なお金にスポットライトを当てて学ぶ機会となりましたが、
参加者にとって有意義な時間になったでしょうか?
参加者の感想も伺いながら、今後も計画的に全体会議を開催していき、
何かしらの生きづらさを抱えざるを得ない状況で一般就労を希望されている方に
今以上に必要なサポートを提供できる体制づくりを目指す就労支援ネットワークとして
機能していくように尽力します!
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