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  • 執筆者の写真乙訓もも

大学のゼミにゲストスピーカーとしてOBと一緒に登壇!元当事者の言葉よ届け!

本日は同志社大学社会福祉学部社会福祉学科の野村先生のゼミにゲストスピーカーとして

乙訓もものOBとともに登壇させていただきました!





ショチョー・フジタと一緒に登壇してくれたのはHさん。

乙訓ももを卒業して今はアルバイトをしながらフォトグラファーとして活動されています。


同志社大学社会福祉学部社会福祉学科の野村先生のゼミに登壇させていただくのは

今回で2回目で、急遽こちらの都合でオンラインでの開催ということになり、

直前で資料も変更したりと少々バタつきましたが、無事お話しすることができました!


まずは自己紹介の後、パワーポイントを使って乙訓ももが行っている5つの事業と

その事業をどのように連動させているか、そして各事業で具体的にどのような取り組みや

支援を行っているか、そして今後取り組みたいことや目指していることをお話ししました。
























このゼミは3回生の学生さんが受講されており、大学院生や教授もご参加くださいました。


実はオンラインでこのようなお話をするのは初めてだったので、うまくいくか多少の不安は

ありましたが、話し出すと来所された方々に説明させていただくような調子で進めることができたかな?と思っています。


そして、乙訓ももの活動や取り組みの次にひきこもり状態のある方々について

少しお伝えした後、Hさんと対談形式でお話しさせていただきました。






Hさんには今年3月のひきこもり学習会でも対談形式で登壇していただいており、

お互いの雰囲気などはだいたいわかっていたので、ある程度の進行を確認した以外は

ぶっつけ本番、ライブでお届けしました。


Hさんがどうやって乙訓ももとつながったのか、ひきこもっていた期間はどれくらいで、

なぜひきこもるようになったのか、またどうして外へ出ようと思ったのかなど、

まずはHさんの過去についてお伺いし、当時はどのような心境でいたのか、ご家族との

関係性はどのようなものだったのかなど、けっこう突っ込んだところもお話ししてくださいました。


自分のひきこもっていた時の話を人前でするってかなりハードルが高いと思いますが、

Hさんはそれができるようになっており、話すことでさらに成長しようとされているように

感じます。






そして現在はアルバイトをしながらフォトグラファーとしてだけでなく、写真を通して

他の活動も行っておられ、今日は撮影された作品もゼミのみなさんに見ていただきました。



Hさんの紡ぎだす言葉を聞き、その意味を確認しながら対談している中で

とても印象的だった言葉は、


「ひこもっているのも、外に出て生きていくのも、両方しんどい。

 しんどさのベクトルが違うだけ。なら僕は楽しくも引っ付いているしんどさ、

 外に出て生きていくことを選びました」


どんな形であれ、しんどいんですよね、生きていくって。

それを知ったHさんは自分にとって楽しさが付与されているしんどさの方を選んだ!

ということなんですね。


また今年3月の学習会の時は「自分はまだひきこもりから脱したとは思っていないんです」

と話されていたのですが、今日、今の自分をどのように見ているかとお聞きすると、


「ひきこもり状態から脱したと思うように、言い切るようにしている」と返ってきました。


以前は自分はまだひきこもりから脱していないと思われていたのですが、

外に出て、様々な活動に身を投じ、いろんな人と交流する中で、

「ひきこもっていたのはなかったことにして君を見るから」

という言葉をかけてもらったそうで、

自分にはひきこもっていた期間があり経験が不足しているのは事実だが

「ひきこもりだったことを言い訳にしてはならない」 そう決めたそうです。


そして「覚悟ですかね」とも話されていました。







以前とは考えや思いが変化していたHさん。


当たり前ですが、ひとって変わるんだ・・・と改めて感じました。

この変化の中に我々は生きていて、その変化に丁寧に眼差しを向けていくことが

きっと必要とされているんでしょう。


今日ゼミに参加してくださった学生さんは何を、どのように感じてくださったでしょうか?


今日のこの機会が未来ある若い方のこれからの人生において何か役立てば、

これ以上うれしいことはありません。


何より生の、リアルなHさんの言葉や経験を聞いていただけたことは貴重な時間だったのではないかと思います。


10月の早稲田大学人間科学学術院のゼミに続き、今年は大学生の方にお話しさせていただく機会を2回もいただくことができました。











本当にありがたい限りです。






何はともあれ、乙訓ももOBのHさん、お疲れさまでした。

また機会あれば何か一緒にやりましょう!


そして同志社大学社会福祉学部社会福祉学科の野村ゼミのみなさん、野村先生、

貴重な経験をありがとうございました!


今後ともよろしくお願いいたします!!










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