今日は乙訓地域の就労支援ネットワーク「たけのこ」の全体会議で、
「ニーズは変わる。オーダーメイド型の就労支援を目指すには?」と題して
登壇させていただきました!

今回の全体会議では1月にたけのこと乙訓圏域障がい者自立支援協議会就労部会の共催で
開催した就労支援の学習会で元メンバーと一緒に事例紹介させていただいた内容について、質問や関心を多くお寄せいだいたということで、再度登壇させていただきました。
まずはひきこもり状態の方の支援対象像が従来から変わったことをお伝えし、
乙訓ももがどのように委託事業などを連動させて支援しているかを説明しました。
そして、前回の学習会と同じ事例をさらに掘り下げて紹介した後に、
当事者のニーズにマッチした就労支援を行うために乙訓ももでは何に気をつけ着目し、
どのように実践しているかをお話させていただきました。
対象者にに支援を続けていると、当然のことながら本人は変化・変容していきます。
その本人の変化に合わせて、本人がその時にいるステージごとに
当然ニーズ(本人が望む生活を送るために必要なこと)も変化していきます。
そのニーズの変化に対応して就労支援を行うためにはポイントポイントでアセスメントして
常にその情報をアップデートして分析することが大切です。
またアセスメントを自分たちの主観だけに頼ると偏ったものになる可能性があるので、
客観的に評価するために乙訓ももでは就労アセスメントツールを活用しています。

アップデートしたアセスメントと分析、そして就労アセスメントツールによる
客観的評価をもって、ケース会議などを行ない他者の視点も入れながら支援の内容を
確認して就労支援を行うように心掛けています。
また、オーダーメイド型の就労支援を行うためには地域の企業や様々な社会資源と
繋がっておいて、ネットワークを作っておくと非常に有効です。
そういったことをお話させていただきました。

ちょうど昨日は京都新聞文化ホールで「障害のある人の就労支援」というタイトルで
シンポジウムが開催され、100名以上の方が参加されました。

乙訓ももが実習でお世話になっている株式会社ワタナベ美装の渡邉社長と社員の方が
登壇され事例紹介と当事者の生の言葉をお聞かせいただきました。
また基調講演では一般社団法人京都中小企業家同友会ソーシャルインクルージョン委員会
委員長の芳賀久和さんから「障害者雇用における中小企業と地域との連携」と題して
京都市の就労支援ネットワークCocoネットの取り組みについてご紹介されました。

乙訓地域の就労支援ネットワークたけのこも、このCocoネットをモデルにしていますが、
まだまだCocoネットのようにマッチングを重視した実習や就職の実績がなく、
有機的に機能しているは言えないのが実情です。
芳賀委員長も渡邉社長も講演の中で障害のある人の就職・雇用を考えているだけでなく、
地域づくりや誰もが生きやすい社会づくりを目指していると話されていました。
地域づくりや誰もが生きやすい社会づくりを目指すことが未来をつくっていくことになる。
このような大きな視点と広い視野を持ちながら、細部にも目を凝らす丁寧な視線を持った
地域づくりや社会づくりといった観点を持つネットワークの必要性を痛感しました。
今日は乙訓地域の就労支援ネットワーク「たけのこ」の全体会議で、
「ニーズは変わる。オーダーメイド型の就労支援を目指すには?」と題して
登壇させていただきました!
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

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