毎週火曜日は社会参加支援事業で地域に一歩踏み出していただくための
「居場所づくり」を行っています。
昨日は月1回のペースで地域の方にご協力をいただいて開催している月イチワークショップの日でした。
昨日、開催したのはメンバーの興味が高い、イラストに関するワークショップ。
お願いしたのは長岡京市のセブン商店街でお店を構えておられる「紗月工房」さん。
「紗月工房」さんは漆と革と天然石のアクセサリー雑貨店で、
店主さんはイラストやロゴ製作、シャッターアートも手掛けておられ、
今回是非にとお願いし、つながりからワークショップを開催していただきました!
緊張するのでと自己紹介を書いたメモを読む「紗月工房」さん。
ご準備いただきうれしい限りです
最初に店主さんが自己紹介と今までに製作された作品集を見せてくださり、
事前に、「今まで描いてきたイラストで修正して欲しいものがあればお持ちください。」と言っていただいていたので、メンバーに持ってきてくれたかを聞いた所、
皆無!!www
(実は持ってきてくれていたメンバーが一人いたのですが・・・)
すると、
「じゃ、好きなイラスト、描いてっ!」
ずるぅぅぅぅ~~~!
え?
テーマとかないの?
なに描けばいいの?
ちょっと不安になりました・・・・
がっ!
参加したメンバーは、なんとなんと、みんなおもむろに描き始めました!
普段から描いているメンバー、
描く題材を考えてきたメンバー、
考えてきてなかったけど描き始めたメンバー、
むむぅ、この状態を「紗月工房」さんは予見していたのか?作り出したのか?
いずれにしても、みんな思い思いにイラストに手を付け始めました。
そして描き始めたメンバーひとり一人に声を掛けてくださり、
名前と何を書こうとしているかなど簡単な会話をされました。
みんなが描き始めたイラストを確認した後に、
必要なアドバイスをしてくださいました。
なるほど~。
このようにすれば、すぐにアドバイスを受けて製作することができますもんね!
さすがです~~♪
そして、みんなの集中力のすごさ!
黙黙と描いていましたね。
なので、あっという間に終了時刻。
要所要所で「紗月工房」さんが一人ひとりに対して丁寧に教えてくださり、
みんなのイラストが格段にかっこよくなりました!
そのメンバーの作り上げた作品を「紗月工房」さんが早速SNSに上げていただいた
コメントと共にお届けいたしますね!
ご自身が悩まれている様をロダンの『悩める人』風イラストに表現した作品。
悩んでいる中にも、小鳥という希望が集まって来ているようで、
メッセージ性の高い作品です
高尚な人物の頭の世界で、それぞれの人々が日々生活をしているような、
崇高な世界観ですが、ポップな色彩がそれらを中和していて、
身近な神様感のある作品に仕上がりました。
バトル系アクションイラストを得意としているようで、
本日も躍動感溢れるバトルシーンを描いてくれました
それにプラス、こちらではお見せ出来ないような秘密のサブキャライラストの指導もさせていただき、意気投合しました(笑)
「綺麗なものが好き」と言うメンバーさんは、既存の青年キャラの摸写をしてくれました。この方の凄い所は、金属パーツ等の描写がとても正解なところ。
「オリジナルのデザインが思い付かない」と 仰っていたので、
ネタ帳を持つ事をご提案させていただきました。
スピード感溢れる電車が虹の上を走っているような、素敵なイラストを描いてくれました 画像がよく無いので解らないかもしれませんが、電車の周りにも風の線があります
そんな所にこだわりが見られる作品です。
職員のWさんはスマホ画像を見ながら難しい構図の自転車を描こうとされていましたので、1点透視図法を軽くお教えしますと、サスガの頭脳で直ぐに理解されていました。
彼はおそらくホークスアイもお持ちです
職員Fさんは以前にも描いたイラストを見せていただいた事があったのですが、
作品を見れば一目瞭然、彼の今まで観てきたものの量が半端無い為、
世界観もカオス化していて、それがまた素晴らしく面白いです。
今後も是非アウトプットしていって欲しいですね
事前に、「今まで描いてきたイラストで修正して欲しいものがあればお持ちください。」とお伝えしていましたが、持って来られた方がお一人くらいしかいなかった為、その場で描きたいイラストを描いていただき、横から私が色々と口出しするようなスタイルにさせていただきました(笑)
お一人お一人、全く違った方向性や個性をお持ちでしたので、それぞれの方の世界観を崩さないような助言を心がけました。
ということでした!
いやぁ、いろいろ考えてくださり本当にありがとうございます!
技術的な指導はもちろんですが、今回「紗月工房」さんがメンバーに対して
気さくにそしてとてもフラットに接していただいたことでメンバーがリラックスできたのかみんなそれぞれの内面が外へあふれ出たような印象を持ちました。
だって、終わった時にみんな気持ちよさそうな、すっきりした表情をしていたのですから。
中には気持ちが軽くなったという感想を述べていたメンバーもいて、
改めてアートと福祉の親和性というか、人間の営みとして福祉とアートは
つながっているなぁと感じました!
しかしここまで素敵なワークショップになるとは正直思ってもみなかったです!
こりゃ第2弾もお願いしたいですね♪
というわけで、「紗月工房」さんのイラストのワークショップ、
みんなでいい時間を過ごしました!
ありがとうございました!
乙訓ももは地域の方のご協力でこのようなワークショップを開催させていただいています。
地域の皆さんの力で支えあう、それが実践できていることに感謝です!
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