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本日は社会参加支援事業で月イチワークショップ。みんなで俳句を詠みました♪

  • 執筆者の写真: 乙訓もも
    乙訓もも
  • 8月19日
  • 読了時間: 5分

更新日:8月20日


毎週火曜日は社会参加支援事業で地域に一歩踏み出してもらうための

居場所づくりをメンバーと一緒に行っています。


今日はその居場所づくりの月イチワークショップの日。



地域の方をお招きしてワークショップを開催していただき、

成果物や経験をメンバーに持ち帰ってもらおうという企画。


当事者と地域の方との双方向での交流も兼ねていますよ!



そして、今回は数年ぶりに開催となった俳句のワークショップ!


前回もお願いした俳人の松本薬夏さんに再び依頼し、オンラインでの開催となりました!



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松本薬夏さんには前回のワークショップで、俳句についてとても丁寧に教えていただき、

メンバーが詠んだ一句一句に細かな感想をいただきました。



俳句は普段関わることがほとんどありませんが、詠もうとするとその奥深さを知り、

なんて素敵で文化的なんだ!と思わず感動してしまいます。




そんなかけがえのない瞬間も松本薬夏さんから前回に教えていただきましたね。




今回も初参加のメンバーがほとんだったので、まずは季語など俳句についての

基本知識から教えていただき、次に自分の俳号を決めました。




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この俳号がまた、みんなの個性が出ていておもしろかったですね。



そして、薬夏さんから

暦の上では既に立秋を過ぎましたが、実際に秋を感じることはまだ少ないと思うので

今回は夏の句も可ということにして詠んでみましょう」と言っていただき、

「自分自身が感じる季節感をまず大切にしつつ、晩夏から初秋の句を作ってみる」という

テーマで進めることになりました。


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俳句を詠むことを難しく感じたメンバーもいたようですが、

生活の中で感じた、いいこと、悪いこと、感情や気持ちが動いた些細なことでもいいので、

五七五に認めてみるといいですよ、とアドバイスもいただいたのがよかったですね。



そう考えたら、ちょっとハードルが下がりますね。



そして、みんなじっくり考えて、でき上った俳句がこちらです!



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なんとも風景が思い浮かぶ、清々しい一句ですねぇ。。。


帰り道とすれ違うが、呼応していて素敵です!



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これはまさに今を詠んだ句ですね。

猛暑の中、パビリオンの入場待ちの列が思い浮かびますね、お見事!



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すいません、うまく撮れませんでした。。。


炎天下 転がる蝉に 恐怖せし  です。


これも猛暑を詠っており、蝉が急に動き出してビックリする様子が良く表現されています。

炎天下と恐怖が対になっていますし、「せし」という文語を使っているのもユニークです。



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これは日常と非日常とがうまく対比された二つの句です。

右側はプールに潜っている時に空を見上げたら水面の向こうに空があるという、

なんとも抒情的な情景と心象を詠った句です。


それに対して右側は、赤だこっていう表現にリアルな表現と愛情を感じる、

日常の一コマって感じが良い作品です♪



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こちらの二句も夏を感じさせつつ、寂しさや儚さと同時にユーモアも感じる、

個性的で独特な作品ですね。



字の感じもいいなぁ。。。




これらすべての俳句に薬夏さんからとても丁寧な感想をいただき、

季節を「夏」に統一してもひとり一人着目するところが異なっており、

いい句が並んだと言っていただきました。




確かにどの俳句もメンバーそれぞれの個性が滲み出ていて、彼らが今までの人生で

体験してきたことや見た景色や思い、感情、心の機微などが表現されています。



薬夏さんはどの句でもその風景が見えているかのようにご自分の解釈を述べられ、

メンバーがその句を詠んだ思いに耳を傾けながら、感想やいいところ、素敵ポイントを

つぶさに教えてくださいました。



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今日の俳句のワークショップに参加してみて、メンバーの感想は、


・俳句の世界はすごく広い!と感じた


・薬夏さんの句のイメージを膨らませた解釈を聞くことができ、とても参考になった。

 俳句は面白いと感じた。


・詠もうとするとどうしても説明的になってしまうが、

 そこを考えながら俳句を作るのが楽しかった。


・非日常を詠むから日常が際立つという対比が活かされていて、

 俳句は深いなぁと思った。


・うまくできるか不安だったが、季節を指定してもらうと情景が目に浮かんできて、

 俳句を詠むのが楽しかった。


・韻を踏むなど、もう少し遊びたかったが17文字で表現するのは難しかった。


というものでした。



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いやいや、俳句を詠むこと自体が非日常ですが、俳句は日記的な意味合いもあるそうで、

なおかつ17文字の文芸と呼ばれていることから、俳句を生活の中に織り込むことで、

今まで見ていた景色や感じていた事柄を今までとはちょっと違う角度で見たり、

新しい感じ方で接することができるかもしれませんね。



そうしたら、毎日が今以上に鮮やかになったり、キラキラするかもしれません!



本日の俳句のワークショップは、俳人・松本薬夏さんに講師を務めていただき、

今回も、気づきの多い時間をありがとうございました!


俳句の奥深さと楽しさを体感し、日常の素晴らしさを見直す良い時間となりました!



引き続き、どうぞ、よろしくお願いいたします!


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本日は社会参加支援事業で月イチワークショップ!


俳句のワークショップでした!!

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