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8/28に第6回乙訓絆サークルを開催!地域の未来をつくるネットワークを広げよう!

  • 執筆者の写真: 乙訓もも
    乙訓もも
  • 2 日前
  • 読了時間: 7分

乙訓ももが主催する乙訓地域のひきこもり支援ネットワーク会議「乙訓絆サークル」の

第6回目を8/28の午後にJR長岡京駅前バンビオメインホールにて開催いたしました!



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今回は就労体験で参加したメンバーを含み過去最多の77名の参加となり、

会場は熱気ムンムンでスタート!


まずは長岡京市の地域福祉連携室の林田主任相談員より開会のお言葉をいただき、

次に乙訓もも藤田から今年1月に15年ぶりに厚生労働省から全自治体に通達された

ひきこもり支援の新たな指針や定義、その意味や意義について共有させていただいた後に

第6回の趣旨について説明させていただきました。




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丁寧に、そしてこのイベントの趣旨を踏まえた挨拶をしてくださった林田主任相談員。

いつも助けていただている存在です。



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初参加の方もおられますので、毎回、乙訓絆サークルの趣旨について、

冒頭に説明させていただいています。




そして第1部は「ひきこもり経験者の雇用の現場」というタイトルで、

ひきこもり経験者を雇用されている株式会社ワタナベ美装渡邉社長と業務主任の岡田社員に

お話を伺う形で有限会社グラン・ブルー社長の石井社長に進行していただきました。



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株式会社ワタナベ美装さんの経営理念は、

私たちは関わる全ての人を笑声で幸せにします。というもので、

笑声とは顔が見えなくても笑顔とわかる声の事をそう名付けておられます。



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実現したい未来は「誰もが一歩踏み出せる社会を実現する」と設定されており、


ビジョン       「笑声で日本一」の会社になる

提供する価値  長期雇用、多様性の尊重、自己成長の機会、物心両面の幸せを提供。

経営目標     100年企業、長期的な顧客との関係づくり。

顧客の期待   安さではなく、技術力と安定したサービスを。

人の重要性   テクノロジーも活用し、より「人のよさ」を高める。

社会課題     高齢化と多様性に対応し、さまざまな人が活躍できる環境をつくる。


これらの事柄をビジョン2030として掲げておられます。


その一環としてひきこもり状態の人だけでなく、障がい者や児童養護施設の子どもたちの

実習受け入れや雇用を行なっておられます。



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渡邉社長はこのような会社の説明をされた後に、よくある質問として、

どの様に元ひきこもり状態の方を受け入れておられるのですか?

どこから相談・依頼が来るのですか?

苦労はありますか?

気を付ける点はありますか?などについて、お答えいただきました。


受け入れや相談などは京都中小企業開同友会のソーシャルインクルージョン委員会からや

支援機関などから連絡があるそうで、苦労や特に気をつけている点はないと話され、

誰しも働く際には何かしらの特性や特徴やを持っているわけで、それに配慮するのは

普段から行っているので特別なことをしている意識はないそうです。


この特別な意識をされていないところがポイントだと感じましたし、

これは企業側が実際に受け入れをしてみてわかることのようですね。



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そして、ひきこもり経験者で2年前のひきこもりVoiveSTATION全国キャラバンin京都で

乙訓ももと一緒に登壇していただいた岡田主任にひきこもり状態だった当時のことや、

働こうと思ったきっかけ、現在の仕事や続けている理由などについて渡邉社長と石井社長を交えてお話しいただきました。


また、渡邉社長は、高齢者3,623万人、障がい者1,160万人、ひきこもり約140万人、

合計4,923万人の人たちに目を向けることは企業継続のために当然のことで、

会社として一番大切なものを大切にする仕組みを大切にし、人に焦点をあて、

経営戦略=人材戦略で、幸せ=働きがい・承認(居場所)・自己成長=会社の成長にも

つながるという考え方をされているそうです。



その上で働き続けるためには心理的安全性というものが必要とされており、


•自己表現の安心感

 自分の意見やアイデアを述べることが、安全にできるとメンバーが感じている状態


•失敗を恐れない

 失敗やミスを恐れずに、積極的に行動できる環境


•助け合いの文化

 困ったときに互いに助け合い、問題解決できる環境


これらの要素がないと心理安全性は実現できないと考えておられます。


やはり環境設定に着目されているということですね。



心理的安全性の源泉として株式会社ワタナベ美装さんには手を振って挨拶する文化があり、

会社の最大限の強みはスタッフで、ただ単に場所をきれいにしているわけではなく、

その場所にいる人々に安心や癒し、明るさを伝えている存在になっていることだそうです。



会社の最大限の強みはスタッフと言い切れるなんて、素敵な会社ですね。



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岡田主任はご自分のことを包み隠さずお話してくださいました。

そのお気持ちと行動に感謝いたします。




渡邉社長は児童養護施設のお子さんを受け入れた際のケースをお話しくださり、

必要なサポートを行えば、多くの人が働けるようになるとおっしゃっていました。




また課題を抱えざるを得なくなった本人とともに未来を作っていくためには

地域で顔の見える関係性を作っていくことが必要で、それが中小企業の役割でもあり、

そのために株式会社ワタナベ美装さんがそのHUBを担いたいと考えておられるそうです。



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その地域社会を笑声Villegeと名付けておられています。


ここまで明確にビジョンとして掲げておられるのですね!



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今回は参加者の皆さんにこの場を楽しんでいただけるようにと、

長岡京市出身で京都・桂を中心に活動中の"人と街をつなぐcoffee roaster"

移動式&ポップアップ珈琲店「iwata coffee」さんにコーヒー販売をお願いしました。


「iwata coffee」さんには今後も協働いただき新企画を進めることになっており、

そのお披露目も兼ねてお越しいただきましたー



そして第2部はこの講演を聴いていただいた上で、参加者の方々が感じたことや感想、

本人と一緒に地域の未来を作っていくために自分ができることや必要なことなどを

ファシリテーターの進行の下、グループでざっくばらんにお話いただきました


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今回も皆さんにリラックスしてお話しいただけるようにクッキーをご用意させていただき、

おいしい!かわいい!と大好評で、乙訓絆サークルの名物になっています♪




今回のグループセッションは14グループに分かれていただきましたが、

みなさん、活発かつ楽し気に話をされていて、チーム支援のための顔の見える関係性作りや

元気や癒しを得ていただける場づくりができたのではと感じました。



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グループセッションが終わると3つのグループより何を話し合ったか発表していただき、

渡邉社長と石井社長からコメントをいただきました。




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そしてお二人からも「乙訓絆サークル」のようなネットワークの重要性と必要性を

感じているという言葉をいただき、渡邉社長は会社がある京都市山科でも、

このようなネットワークを作りたいと言っていただきました。


最後に乙訓ももから、回復のために本人が手を伸ばせば、いつでもその手を握れるように、

ネットワークは充実させておく必要があるので、参加者の皆さんには引き続きお力添えを

いただきたいと伝えさせていただきました。



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撤収後にコアメンバーの振り返りの時間を設けたのですが、ひとりのコアメンバーからは

参加者からネットワークが必要という発言が出ていたのは主催側が訴えることとは

意味合いが異なり、とても大きなことだとの感想がありました。



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乙訓地域でネットワークによる支援の必要性が定着してきたのであれば、

それはとてもうれしく感じます。


ある参加者からは、専門職は本人をひきこもり状態や障がい、困窮や高齢者など、

どうしてもカテゴリー分けして見てしまいがちだが、今回の集まりでは本人の背景を知り、

よく言われるところの本人にまず人として接する、対峙するということを再認識でき

とてもフラットな場が出来上がっていたという感想をお聞きしました。


この感想はとてもうれしいもので、フラットな場づくりは目指しているところでもあり、

同時にそれは参加者の方々が作ってくださっているのだと考えています。



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こうして、あっと今に時間は過ぎ、第6回乙訓絆サークルは無事終了いたしました!


そして、今回も、皆さんと一緒に素敵な時間と空間を作ることができたことに、

心より深く大きく感謝申し上げます!



今後もあらゆる社会資源同士で顔の見える関係性を作り、元気と癒しを得られる場を作り、

ネットワークの充実を図って参りますので、引き続きお力添えをいただきますように

お願い申し上げます!



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