毎週木曜日は
15歳からおおむね35歳までの方に基礎的な就職の支援を行う事業を行っており、
今年度は地域でリアルに働く現場を見る・体験するをテーマとしています。
というわけで、本日は京都市伏見区にあるNKE株式会社さんに企業見学に伺いました!
NKE株式会社さんはエアチャック(部品などを挟む・移動させるを行う機械の手や指のようなもの)、コンベア、省配線機器など、生産工場やモノづくり現場を支援する様々な機器の設計・製造・販売を行っている企業で、いわば工場の設備を作る工場のようなことを
されている会社です。
これがエアチャックのひとつ。黒い突起の部分で物をつかみます。
日本各地に拠点を持ちながら海外のネットワークも構築されており、
従業員164名 (2020年4月1日現在)の企業です。
NKE株式会社さんは【Humanized Automation】という造語をコンセプトとされており、
危険な仕事や単純な作業を機械に任せることで、 人が人にしかできない創造的で革新的な仕事をできるようにするという意味で、造語ですが辞書にも載っている言葉です。
その【Humanized Automation】を具現化するために、
独自のBBS(ブロック・ビルディング・システム)という手法を用い、
パーツの機能ごとに標準化されたユニットを既製品として用意され、
それらをブロックのようにひとまとまりに組み合わせることで、
効率よく製品を生産するための全体のシステムを構築し、
生産メーカーに提供されています。
パワーポイントと動画で丁寧に説明いただきました。
生産工場の製造現場のラインでボトルネックになるところ(生産上、どうしても作業の進行が詰まってしまう部分のこと。このボトルネックがあると他の工程がいかに生産能力が高くてもうまく効率よく生産することができません)がある場合、
そのボトルネックを解消するためにNKE株式会社さんのようなシステムを開発・提供される企業が存在するということになります。
なので、ふだん私たちが目にすることのない製品を生産されているのが
NKE株式会社さんなのですが、
最近では多くの人の目にとまる商品、例えば、
部屋の二酸化炭素濃度の数値を目で見てわかるように表示し、
換気状況が確認できる「CO2れんら君」や
空気圧による人工筋肉で腰をサポートする「腰助くん」などを開発し、
新しい分野にも新規参入されています。
介護や農作業の現場で有効で、
スポーツの時も最適とのことです。
メンバーも実際に装着!
空気が抜ける時の感覚がいい!
そうですwww
このような商品も展開され、どんどんチャレンジされています。
そして技術力や開発力も重要視されており、
それらの部署に多くの人が働かれていました。
また最近ではこれらに加え、様々なところでデザイン性も重視されているそうです!
乙訓ももに戻って振り返りで、今日伺ったメンバーは
人ができることを広げるために単純作業は機械で自動化するという理念は
とてもいいと思った。
身近なところに、こんな企業があることがと知れてよかった。
実際の工場を見学できたのはよかった。
などの感想がでていました。
また実際の生産工場などを見学した経験が少なく、
NKE株式会社さんの製造しているものがどう使われているかをイメージするのは
少し難しかったようです。
NKE株式会社さんは得意先の注文により
オーダーメイドのシステムを提供することを得意とされています。
しかしそのような企業があるということを知ることは大切ですし、
地元の企業を見学できたことは本当に良かったと思います。
地域の企業と連携し、地域の福祉を支えていく。
そんな取り組みの一環で訪問させていただいたNKE株式会社さん。
今日は本当にありがとうございました!
益々の躍進を願っております!
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