昨日は今年度4回シリーズで行なっている「ひきこもりに関する学習会」の
第3回目を開催しました。
今回は「ひきこもり状態の方を支えるために今、支援者に求められていることは?」と
題し、講師にサポートスペースゆまほほの岡田洋之さんをお招きしお話しいただきました。
開催場所がいつものJR長岡京駅前バンビオではなく長岡京市産業文化会館となり、
少し勝手が違ったこともあり準備に手間取ってしまい、
机を用意することができず参加いただいた皆様にはご不便をおかけいたしました。
誠に申し訳ありませんでした。
岡田さんは京都府のひきこもり対応強化研修でも登壇されており、
昨年度も乙訓もものひきこもりに関する学習会でお話しいただいています。
冒頭で岡田さんからご自身のプロフィールをお話になりましたが、
岡田さんのお子さんが3人とも不登校あるいはひきこもりを経験されています。
岡田さんは20年以上の会社勤めの後にジョブパーク勤務や産業カウンセラーを経て
ご自身の経験をもとにひきこもり支援に携わるようになったそうです。
ですので、支援者の前にひきこもりの当事者家族でもおられたということで、
私たち支援者がなかなか当事者ご家族にお伝え出来ない内容もお話しくださいました。
今回は当事者家族でもあり支援者でもある岡田さんのお話ということもあり、
当事者ご家族の方も参加されていましたが、少ししんどい内容だったかもしれません。
岡田さんも辛かった過去の出来事についても口を開いてくださり、
しんどいことが思い起こされていたんではないかと思います。
そういった意味では当事者家族のしんどさやどのような思いでおられるのか、
そういったことを共有できたのではないでしょうか?
岡田さんの思いは、本人も家族もそれそれがしんどさを抱え日々を生きている。
ご本人のためにもまずご家族が少し変わってほしい。
それはしんどいことだが、そのような時は支援者を遠慮なく頼ってほしい。
そして支援者はその思いを丁寧に聴いて、心で受け止め、答えるのではなく応え、
当事者家族が自分達で解決できるように支援する!
これが求められているとお話しくださいました。
当事者家族であり支援者でもある岡田さんのキャラクターだからこその言葉で
赤裸々な当事者家族のこと、現実、苦しみや辛さ、子どもへの思い、ジレンマなど・・・
たくさんのキーワードともに90分以上お話しくださいました。
胸に突き刺さるような時間だったかもしれません。
ですが、この学びと気づきを、明日から活かしていただくために、
私たち支援者は当事者ご家族に寄り添いたいと思います。
今回ご参加いただいた皆さま、お疲れさまでした。
そして昨年に引き続きお話しくださった岡田さん、ありがとうございました!
リアルで響く言葉を胸に止めたいと思います。
次回ひきこもりに関する学習会第4回は今年度最終回となり来年2月に開催予定で
支援者が最も頭を悩ます訪問支援「アウトリーチについて」学ぶ機会を持ちたいと
企画しております。
詳細が決まり次第告知いたしますので、どうぞチェックのほどお願いいたします!
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