先週の木曜日、2月22日は長岡京市が今年度から取り組んでいる
「とりこぼさない支援体制整備事業(重層的支援体制整備事業)の一環で開催された
「とりこぼさない支援をうみだす交流会」に参加してきました!
今年度4回目の「とりこぼさない支援をうみだす交流会」はこれが今年度最後の開催で、
まずは受付で活動マッピングで参加者の拠点のある場所を明確にしていただくために、
長岡京市の大きな白地図を用意し、そこに名刺を貼っていただきました。
これ、すっごくわかりやすくて、みなさんの位置関係などが一目瞭然で把握できます。
そして、13時30分を少し過ぎて交流会がスタート!
第1部は事例報告セッションで「とりこぼさない支援体制」を理解していただくために、
なんとコアメンバーによる寸劇を披露して解説いたしました!
事例としては、家族から母と同居している兄のひきこもりの相談をうけた
長岡京市の福祉なんでも相談室が母が軽度の認知で年金も少ないことなどもあり、
生活がままならなくなっていることがわかり、訪問支援を開始したところ、
時間が経つにつて兄が心を開くようになり「外に出てみよう、だけど自信がない」という
本人にマッチした社会資源がないかと重層的支援会議で支援者たちは頭を悩ませます。
そんな時、「昔、家族でカードゲームをしたのはいい思い出だ」、
「昼間は無理だけど夜なら周囲も暗いし、昼夜逆転している自分でも外出できそう」、
との本人の言葉を受け、地域で本人が通える場所を提供くださる喫茶店の方、
カードゲームを1500種類も持っている放課後等デイサービスの管理者の方、
出勤時間を調整して夜勤務が可能な乙訓ももが、つながることで、
本人のニーズにマッチしたカードゲームを用意した夜の居場所があらたに生み出された!(あくまでフィクションです)という内容の寸劇でした。
このような個別のニーズにマッチした新たな社会資源が、
この「とりこぼさない支援をうみだす交流会」で文字通り生み出されることで、
地域づくりが進み地域が力をつけていくことをみんなで目指しています。
みんな日々、自分の業務で忙しいのでリハーサルの時間は全くナシ!
台本を持ちながらの演技でしたが、乙訓もものパートでは想定外のことが起こり
お見苦しい場面を見せしました、申し訳ございません。
ですが、会場からもこの寸劇にご参加いただくなど、みなさんのご協力で
とりこぼさない支援体制についてわかりやすく理解していただけたようです!
そして、この後に、PRタイムを設け、長岡京市ですでに活動をしている
「らふ Life-kaigo Cafe」さんが登壇され、活動を紹介してくださいました。
いやー、前回のPRタイムでもそうでしたが、
すでにすごい活動されている方って地域にたくさんおられるんですねー
そして、第2部として、
複合的な課題を抱える世帯ってありますか?
そこにはどんな人が関わっていますか?
相談に応じやすくするためにどうすればいいですか?
というテーマでグループワークを行ないました。
今回の交流会では60名近くの方が参加され、グループワークも大盛況。
みなさん、やはり、つながりたい!出会いたい!見つけたい!という思いの方々なので
どのテーブルでも活発に意見交換され、あっという間の60分でした。
最後に第3部として名刺交換や情報交換していただけるフリータイムを設けました。
今回、このフリータイムが過去イチ盛り上がりを見せ、各テーブルを越えて、
会場のあちこちで時間いっぱいまで話し合っておられる姿がたくさんありました。
新しい社会資源が生まれるために必要な出会い。
その出会いの芽生えのようなものが、たくさん見つけられたように感じました。
それが今年度4回開催したこの「とりこぼさない支援をうみだす交流会」の
ひとつの成果となっていれば、コアメンバーとして参加した意味があったと思えそうです。
今年度もコアメンバーとして1年を通じて関わらせていただいた
「とりこぼさない支援をうみだす交流会」。
一般社団法人ウェルビーデザインの篠原さんやコアメンバーと意見やアイデアを出し
話し合いを繰り返しながら交流会を作り上げたことは本当に貴重な経験でしたし、
濃密な時間を過ごさせていただきました。
このような機会をいただいた長岡京市さんにはここから感謝です!
ありがとうございました!
令和5年度の長岡京市が行なっている「とりこぼさない支援体制整備事業」の
「とりこぼさない支援をうみだす交流会」全4回、無事終了しました!
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