top of page
  • 執筆者の写真乙訓もも

年度末。乙訓ももの活動を改めて。

3月と言うことで令和5年度の年度末。


乙訓ももも年度末ということで行政への提出書類の作成や

令和6年度に向けて計画や準備などに追われる日々です。





今年度乙訓ももでは4つの委託事業と1つの補助金事業、

合わせて5つの事業を行ないました。


外部の学習会などに登壇のご依頼をいただい際は毎回お話しているのですが、

京都府や自治体からの4つの委託事業と1つの補助金事業を連動させることによって、

乙訓地域(長岡京市・向日市・大山崎町の二市一町)で生活に困難さを抱えている方に

入口(相談・訪問)から出口(社会参加や就労)までを支援させていただいています。





まず、入口として京都府を6つの地域に分けそれぞれの地域の支援機関が連携し、

担当地域で支援を行う京都府ひきこもり相談・訪問支援「チーム絆」地域推進事業で

当事者や当事者ご家族と出会います。


面談を繰り返すうちに地域に一歩踏み出したいと思われた方には社会参加支援事業で

毎週火曜日に行っている居場所にご参加いただきます。


もちろん見学した上でご本人に利用されるかどうかを決めていただきます。



そして、居場所に通い続け社会との接点や他者との交流が増え意欲的になられ、

将来を考えてそろそろ働こうと思われた長岡京市と大山崎町にお住まいの方については、

それぞれの地域を担当する自立相談支援機関(長岡京市は「福祉なんでも相談室」

大山崎町は「くらしとしごとの相談窓口」 乙訓保健所福祉課内)に

ご本人の承諾を得て情報を提供し、支援決定が下りた就労準備支援事業をご利用いただき

就労に向かっていただきます。


ここで長岡京市民で家計に課題を抱えている方がおられたら、家計改善支援事業を

就労準備支援事業とセットでご利用いただきます。


もちろん自立相談支援機関の支援決定があれば家計改善支援事業を

単独でご利用いただくことが可能です。




チャート図の矢印は就労に向いていますが、まずは当事者のありたい姿や送りたい生活に

スポットライトを当て、寄り添うことが大切と考えています。


向日市からは就労準備支援事業を委託されていませんので、

受託されている向日市社会福祉協議会さんにおつなぎするか、

ご本人のニーズと照らしあわせてネットワークを活用し京都若者サポートステーションや

京都中小企業家同友会の求職困難者就労支援ネットワーク「いっぽねっと」と連携して

就労に関する支援を行います。



また長岡京市からはひきこもり支援推進事業を委託されており、

ひきこもり専門相談会を月1回の頻度で市役所で開いたり、

同市が行なっているとりこぼさない支援体制整備事業(重層的支援体制整備事業)により

制度の狭間を埋めるために市民が出会い新しい活動を生み出す場として開催されている

「とりこぼさない支援をうみだす交流会(プラットフォームづくり)」の

コアメンバーとして運営などに関わらせていただいています。


今年度は乙訓地域のひきこもり支援ネットワーク会議「乙訓絆サークル」を

2回開催することができ、乙訓地域とその周辺の分野や領域を越えて

あらゆる社会資源の方々にお集まりいただき顔の見える関係性をつくることを

本格的に始めることができ、またそのネットワークを活用して就職まで結びついた

ケースもありました。




乙訓絆サークルは上の2つの意味合いを持つ場として開催しています。



ひきこもり状態にある方や生活に困窮されている方に向けて制度が十分ではない中で、

受託事業などを連動させつつネットワークづくりと活用を同時に行い、

当事者にマッチしたオーダーメイド型の支援と地域づくりができるように

乙訓ももは今後も取り組んでいきます。



閲覧数:48回0件のコメント

Comments


bottom of page