今日、水曜日は就労準備支援事業の日。
乙訓ももでは、毎週月・水・金曜日は拠点の駄菓子屋で就労準備支援事業を行なっており、メンバーに就労プログラムに取り組んでもらっていますが、通常のプログラムの他に
特別プログラムをニーズに応じて用意しており、地域の就労支援ネットワークを活用して、地元企業で実習に取り組むメンバーもいます。
最初は1時間からスタートしたこの実習ですが、本人のペースを大切にしながら、
確認を繰り返し進めたことで、今日から午前9時から午後3時までの実習となりました。
最初はいくつかあった課題にもゆっくりと取り組み、
徐々に解決しながらここまで来ることができましたね
この地元企業での実習は今月末まで継続する予定です。
また、本日は他のメンバーも法人内の事業所で体験実習を行いました。
このように、メンバーひとり一人がそれぞれのゴール、
いや、通過点に向かってプログラムなどに取り組んでいますよ!
そして、今日は大山崎町に来年4月に正式開校するオルタナティブ・スクール
「Mobile school Yabucogi」さんにもお伺いしてきました。
「Mobile school Yabucogi」をお始めになる谷平さんは16年間務めた中学校の教員を
今年3月にお辞めになり、現在、来年4月の開校に向け鋭意準備中。
長岡京市の「とりこぼさない支援をうみだす交流会プラットフォーム第2回」で
初めてお会いし、つながることができました。
昨年、長岡京市と向日市にそれぞれに個性を持ったフリースクールが立ち上がり、
大山崎町でも来年4月に開校されると聞き、是非ひきこもり支援ネットワーク、
「乙訓絆サークル」に参加いただきたくお伺いしてきたという次第です。
「Mobile school Yabucogi」さんは、京都の乙訓地区、大阪の島本町を中心に活動予定で、
乙訓・島本町の魅力である自然と街・人を資源に学んでいこうとアウトドアを中心に
大人と子どもたちが一緒になって成長し、「自分自身」という大きな山を一生かけて登る、そんな人が育つ場を目指しておられます。
Yabucogiとは、藪漕ぎのことで、
自ら道を外れた藪の中に入り、道なき道を行くこと、だそうです。
素敵な言葉ですね、Yabucogi。
いやー、また、乙訓地域に個性豊かな学校がオープンします!
日本は少子化と言われ久しいですが、2022年度の小中学校における不登校者数が過去最多の29万9,048人となったことが、文部科学省が2023年10月3日に公表した調査結果から
明らかになりました。
そんな状況の中、「Mobile school Yabucogi」さんは不登校における問題は
子どもたちにあるのではなく、学校や社会側にあると考えておられます。
人間、一人ひとりが違ってあたりまえ。
だから、学びの形もいろいろあってあたりまえ。
「Mobile school Yabucogi」さんような、
子どもたちが学びを深める「学校以外の選択肢」が増えることはとても大切なことです。
そんな考えや価値観がもっとあたりまえになっていけば、
今の時代の生きづらさも少しは減るのでしょうか・・・
現在、「Mobile school Yabucogi」さんは来年4月の開校に向け、
体験を受け付けておられます。
ご興味のある保護者の方、関心のある方は一度連絡を取られてはいかがでしょうか?
子どもたちに多様な学びの場と生き方を。
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