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サンコー製作所さんに見学に行ってきました!

  • 執筆者の写真: 乙訓もも
    乙訓もも
  • 2021年11月29日
  • 読了時間: 4分

10月5日に開催した「乙訓ミニ企業説明会」に参加いただいた「サンコー製作所」さんに

メンバー4人と見学に行ってきました!



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今回お伺いした「サンコー製作所」さんは京都市内にあった株式会社三光電機製作所の

事業すべてを承継され平成29年12月28日設立されたまだ若い会社で精密金属プレス加工や精密金属加工、その設計などを行っておられます。


会社は2階建てとなっており、まずは2階のミーティングルームで松嶋社長から

会社についてお話しをお伺いしました。



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サンコー製作所」さんは前述のとおり精密金属プレス加工や精密金属加工、その設計を

生業とされているのですが、いったいどういったものをお作りになっているのでしょうか?



サンコー製作所」さんはふだん私たちが目にすることのない産業機械(機械の一種で

あり、化学工業、建設業などを含む産業現場で、人にとって苦痛、困難、不可能な作業を補助、代行するもの)の中にあるコンデンサーや業務用エアコン、自動車の車体の中の部品を固定する金具などを製作されており、目にはつかなくとも非常に重要な部品を供給されて

おられます。


最近はこのような精密な金属加工の仕事も海外に流出しているそうで、そんな中でも

独自の技術で品質とオリジナリティにこだわり、日本国内で操業されています。



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見本を用意して説明してくださる

松嶋社長。














その信念は「現代の鍛治屋・鋳掛屋を目指して」という言葉に表現されており、

人間の技術力を大切にされている会社です。


製造業や加工業ではロスや不良品はつきものですが、その不良品をお客様にお届けしない

ように様々な創意工夫をされているそうです。


そして一通り会社についてお話しいただいた後、工場内を見学させていただくことに。


工場内はミニ企業交流会の時に映像で拝見していたのですが、実際に使用されている機械を

見るとどれも大型で迫力があり圧巻の佇まいで、60トンもの力で金属をプレスする機械や

旋盤機に平面研削機などあまり見ることのない機械も並び、工場内にはまるでSF映画の

ワンシーンのような雰囲気がありました。



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60トンの力で金属をプレスする機械。60トンってどれくらいの力?www

想像を超える力でないと金属を曲げたり、所定の形に加工することはできないんですね。


その所定の形に加工するために金型と呼ばれる型を機械にセットするのですが、

この金型も「サンコー製作所」さんで設計、製作されているそうで(加工によっては外注先に依頼される場合もあるそうです)、社内で一貫生産することにより一貫性とスピーディな 物づくりを可能にされているそうです。


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さすが海外が競争相手とあって品質とスピードを追及されていますね。


また古い機械(ローテク)と新しい機械(ハイテク)の長所を取り入れ組み合わせることでお客様のニーズに応えておられるそうです。


見学中に「見て、聴いて、肌で感じて」という社長の言葉にあったように、

人間の感覚をとても大切にされていて、その感覚から積み上げられた経験をもとに緻密に

作業されているそうです。





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機械を稼働してくださる松嶋社長。


百聞は一見に如かず、ですね。















金属加工の仕事も現在はコンピューターによるプログラミングで稼働する機械が増えているそうですが、そのような機械を使ってもどうしてもうまくいかない時があり、

そんな時にこの感覚から積みあげられた経験がものを言うのだそうです。



それはどのような仕組みや理屈で加工がうまくっているかを理解されているということで

単に職人の勘や経験によるものではないということなんですね。


しっかりと頭と体で理解できているからこそ、トラブルが発生した時にも対応できる。

これが人間の技、すごさなのかもしれません。


そしてその源は「どうしてこうなっているんだろう?」と興味や関心をもつこと。


「好奇心」が大切ということだそうです。





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そうですよね。

何にでも興味を持つ、好奇心を持つことって自分から関わっていく、

「主体的」に動くってことにつながっていきますよね。


また社長は安全第一ともおっしゃっていました。


大きな力で加工する機械や金属を扱う仕事だからこそ安全第一が重要で、

その安全確保のためにも「見て、聴いて、肌で感じて」は役立つそうです。


サンコー製作所」さんではそのような職人の感覚を大切に継承していけるように

していきたいと松嶋社長はお話し下さいました。


大型の機械を使っておられるからこそ、人間の感覚を大切に。


何か生活の基本を気づかせていただいたように思います。


見学終了後の振り返りでは、

見たこともない機械を見ることができて知識が増えたと話すメンバーがいたり、

学校の授業で旋盤機を使ったことがあり懐かしい思いと、その時の感覚を話してくれた

メンバーもいました。




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今回のような企業見学の時にメンバーも「見て、聴いて、肌で感じて」、

その感覚や記憶を身体や頭に刻み、経験を積んでくれたらと思います。



サンコー製作所」の松嶋社長、お忙しい中ご対応いただきありがとうございました!


感じること、好奇心を持つことの大切さ、メンバーにも伝わっていると思います!


今日気づいたことを忘れずに、また次の企業見学に行きましょう!


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