昨日、木曜日は基礎的就職支援事業の日。
今年度はリアルに働く現場を体感しようということで
企業見学や就労体験などを進めてきました。
というわけで、昨日は大山崎町にある完全無添加のソーセージ・ハムを
つくっておられる「ハム工房 古都」さんに見学に伺い、
無添加ソーセージの製造体験をしてきました!
みなさん、知ってましたか?
ソーセージって無添加で作るの、めちゃくちゃ難しいんです。
「ハム工房 古都」の山下さんは、市役所、税理士事務所勤務を経て
ひょんなことから独学でソーセージ作りを学ばれた異色の経歴の持ち主。
平成17年ドイツフランクフルトで行われる
食品加工品のコンクールで賞を取られたことも
ある腕利きの職人さんです。
そんな山内さんも当初は添加物なしでソーセージを作るのは無理と考えておられ、
低添加ソーセージを作っておられました。
しかしある時届いたアレルギーのお孫さんを持つおばあさんの一通の手紙がきっかけで、
独立して無添加のソーセージ作りに挑戦されました。
しかし、うまくいかず・・・
そこで山内さんは大きな決断をされます。
今まで培ったノウハウや技術を一切捨てて、一から無添加ソーセージ作りに再チャレンジ!
約6か月で完全無添加のソーセージを商品化されたのです。
これは勇気のいる決断と大いなる意思を感じますね。
素材にこだわったハム・ソーセージは
肉のうまみを十二分に味わうことができます。
そんな山内さんの元にお邪魔して、無添加ソーセージ作りを体験しました!
写真は許可を得て撮影していますよ!
工程はとてもシンプル、素材もシンプルです。
厳選した「京丹波高原豚」と塩などの調味料に香辛料など
自然素材のみを混ぜ合わせ、羊の腸に詰めていきます。
この時に商品によってペースト状のものがあったり、粗挽きのものがあったりします。
足でペダルを踏んで混ぜ合わせた肉をノズルから出しながら、
腸を指で送りつつ詰めていきます。
これが難しい!
中身が緩くならないように、そして詰めすぎないように
調節しながら詰めていかなくてはなりません。
そして詰め終わったら、規定の長さのところでねじっていきます。
こうして何本もつながったソーセージが出来上がります。
そしてこれもまた難しい!
できるだけロスがないように肉を詰めたら、
連なったソーセージを燻製機に投入!
できあがりまでしばし待ちます。
昨日はソフトサラミと粗挽きソーセージをつくらせていただきました。
山内さんは不登校の経験があり、そんな今までのご苦労も含めて、
これまでの経験やなぜ完全無添加のソーセージづくりを行っているかなどのお話を
完全無添加のソーセージが出来上がるまでの間、聞かせていただきました。
この時間もメンバーにとっては
とても有意義だったと思います。
そして最後に出来上がった2種類のソーセージを試食!
さらに、つくったソーセージをパッケージしてお持ち帰りさせていただきました!
いやー、ホントありがとうございますっ!
就労体験中は山内さんのお人柄もあり、
メンバーも終始リラックスして取り組めたようで手厚く指導いただき笑顔も見えました。
そして無事就労体験が終了!
そろそろ帰ろうかな・・・と思っていたら、
古都さんの前で、なんと地元の方たちと小さな市が始まりました。
その名もスモールマルシェ!
茨木市でお米やお豆、穀物などの量り売りをされている「乾物屋スモール」さんが
車で移動販売に来られ、調味料、季節の野菜や果物や加工食品なども販売されていました。
後ろのドアを開けると豆や乾物がズラリ!
フェアトレードチョコや野菜も!
また地元の方が野菜を販売されたり、瞬く間にミニマムなマーケットの誕生。
まだ始まったばかりのスモールマルシェですが、
毎週木曜日午後3時くらいから定期的に開催し、地域に浸透させたいとのことでした。
いいですね、こうやって小さく開催するの。
時節柄、ぴったりのように思います。
実はこのスモールマルシェに出店されている方々はスタッフの知り合いだったり、
以前お会いしたことのある方だったりして、最後に記念撮影www
ピースサインに親指を加えて三方よしサインで締めくくりました!
こんな素敵なおまけがついた「ハム工房 古都」さんでの就労体験。
おいしい体験をありがとうございました!
そしてメンバーは、お疲れ様でした!
今回も素敵な時間でしたっ!
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