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  • 執筆者の写真乙訓もも

ビハーラ十条さんに見学に行ってきました!泳げ、そして広がれこいのぼりプロジェクト!


今日は事業所を出て外に飛び出して、他事業所見学へ!


京都市南区にある社会福祉法人十条龍谷会のビハーラ十条さんに行ってきました!




社会福祉法人十条龍谷会ビハーラ十条さんは、

私たちは「すべてのひとびとに安らげる場所を創ります」を理念とされ、


○特別養護老人ホーム

○ショートステイ

○居宅介護支援事業所

○訪問介護事業所

○障がい者就労継続支援A型事業所

○障がい者就労継続支援B型事業所

○介護職員養成研修事業


7つの事業を行なっておられ、その中で

今回は障がい者就労継続支援A型・B型事業所を見学させていただきました!

















障がい者就労継続支援A型・B型事業所ビハーラ十条さんは、

同じ施設にある特別養護老人ホームの仕事に障害のある方が取り組まれています。


特別養護老人ホームで使用されているシーツや制服の洗濯、お部屋のシーツ交換や掃除、

食器洗いにフロアの清掃など、特別養護老人ホームの職員の方がされる仕事を

就労継続支援A型・B型事業所を利用されている方が取り組まれています。




















これは洗濯室です。大きな洗濯機と乾燥機が音を立てて動いていました。




なので、特別養護老人ホームの中に事業所(事務所)がありました。


そして、このような仕組みにすることで特別養護老人ホームの職員さんに余白時間が生まれ

丁寧な介護を実現することができているそうです。



A、B型事業所の利用者さんにとってはしっかりと仕事に取り組むことができ、

実に細かいところまで目を配られ、車いすなどは分解して清掃されるそうで

高齢のご利用者さんやホームの職員さんから直接声をかけてもらえることで

達成感を感じることができ、双方にいい効果があるウィンウィンの仕組みを

作られていると感じました。
























また、A型、B型それぞれの利用者さんが同じ作業に取り組むことで、

B型からA型へステップアップする上での課題が明らかになり、

あの作業をここまできるようになればA型事業所を利用できる!と、

目標設定が明確になります。


そして、B型からA型にステップアップされる場合、職場や作業内容、

そして職員が変わることなく環境がそのままで移行できるので、利用者さんにとっては

負担がかなり少ないのも重要なポイントです。



むむぅ、よくできたシステムだ!


今日は広報の石井さんと職業指導員の櫻井さんにご案内いただいたのですが、

ビハーラ十条さんは地域とのつながりや地域に開かれた事業所と言うことを

強く意識されており、櫻井さんは京都市南区での福祉事業所のプラットフォームづくりにも

社協さんと一緒に取り組んでおられ、近く福祉事業所のマップを製作されるそうです!






















広報の石井さん(左)と職業指導員の櫻井さん(右)

とても楽しい時間をありがとうございました!



櫻井さんは、「どこにでもいるなぁ」、とよく言われるそうですwww


それくらい、フットワーク軽く地域のいろんなところに顔を出して積極的に活動して、

つながりをつくっていらっしゃるんですね!



そして、石井さんからはこんはお話を聞かせていただきました。


ビハーラ十条さんは今から13年前に同じ住所にある京都十条団地と介護老人保健施設で

三者連合団体をつくり高齢者に福祉事業所などを身近に感じてもらえることができるように消防訓練やバーベキューなどで交流をする機会を作り、地域住民同士が支え合える関係性を築くことで「安心して住み続けることができるまち」を目指してこられました。


しかし、高齢化の波は容赦がなく自治会が無くなり新しい担い手も現れず、

挨拶すらも軽い会釈だけになってしまい交流の機会が無くなってしまった時に、

ビハーラ十条さんが十条団地の集会場でボイストレーニング講座や介護予防体操などを

開催したことで一歩踏み込んだ交流が始まり、地蔵盆やお餅つきなども再開することが

できたそうです。



ここ数年は子育て世代の入居も増えてきたため、多世代交流も可能になるのではと、

日本の伝統文化である「こいのぼり」に着目されました。


高齢の方には幼少期の懐かしい思い出、

子どもたちにとっては初めて見る空を泳ぐ鯉、

その子どもたちを見守る親御さんたち・・・


十条団地に「こいのぼり」を泳がせることで幅広い年齢層の人たちが集まり、

「こいのぼり」を眺める光景が生まれました。












想像するだけでファンタジックですね。


しかし、「こいのぼり」が木に引っかかって破れてしまったり、

突然の雨でずぶぬれになってしまったりと、ハプニングも。



すると、修繕したり、設置を手伝ってくださったり、

住民や地域の方々が手を差し伸べてくださるようになったそうです。


地域にお住いのある方はこの「こいのぼり」の活動に夢と深い感銘をお感じになり、

伝統産業として手描きの「こいのぼり」を製造している「こいのぼりの町」

埼玉県加須市の市役所にお電話をされたところ「こいのぼり組合」を紹介され、

使用済みの「こいのぼり」を寄付していただけることになったそうです!


なんという、地域の力!熱い思い!

そして、応えてくださった加須市役所の職員さんもGOOD!


こうして、「こいのぼり」は家庭からの寄付などもあり

今ではなんと40匹になったそうです。



日本の伝統産業の「こいのぼり」をきっかけに、幅広い世代が集い、挨拶をする。


そんなところから

「助け合い、支え合い、安心して住み続けることができるまちづくり」の

一歩が始まる。


なんて素敵な「こいのぼりプロジェクト」!


この「こいのぼりプロジェクト」は、今後さらに発展しその輪を広げていかれるそうです!


















このプロジェクトもそうですが、ビハーラ十条さんは発想がとても柔軟で豊かです。

ホームページもPOPでユニークな作りで、ブログやSNSには利用者さんと職員の方が

たくさん登場されています。



これにはきっと、若い職員さんが多く働かれていることが関係しているように感じました。


若い人が福祉・介護業界で働き、伸び伸びと活躍できる、やりがいをもって働ける、

そういった職場環境を整備されている。


それがビハーラ十条さんの魅力なんですね!



これは、学ぶべきポイントですね!

ふむふむ。




とても参考になった今日の見学。

お忙しい中、ご対応いただいたビハーラ十条の石井さん、櫻井さん、

本当にありがとうございました!


今後も交流させていただければ幸いです!


引き続き、よろしくお願いいたします!


というわけで、今日の他事業所見学は社会福祉法人十条龍谷会ビハーラ十条さんでした!


めっちゃ素敵!!










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