top of page
執筆者の写真乙訓もも

メンバーが話してくれました!今年度最後のひきこもりに関する学習会!



本日、今年度最後のひきこもりの関する学習会を開催いたしました



















今回もほぼほぼ定員いっぱいのご参加をいただき誠にありがとうございます。


また年6回を企画し、新型コロナウィルス感染拡大がありましたが、

6回すべてを開催することができましたことはひとえに皆さまのご協力とご理解、

お力添えがあってのことと心より感謝いたします。























今年度の学習会は第1回でひきこもり支援の基本、第2回はアウトリーチについてと

具体的な支援方法を学び、第3回以降は少しずつ当事者に近づいていくという流れで

企画しました。




そしてついに第6回は当事者の言葉を皆さまにお聞きいただくことができました。


乙訓ももの現在の利用者のFさんです。


昨年は乙訓もものOBであるHさんに登壇いただいたのですが、今年度最終回は当事者に

話をしてもらえないかと考え、Fさんに相談したところすんなり快諾してくださり、

この学習会を開催することができました。







今回はまず始めにFさんに自己紹介をしてしてもらい、その後、乙訓ももがどのような事業を行っていて、Fさんはどの事業を利用しているかを説明させていただきました。




乙訓ももは今年度、上記の5つの事業を委託あるいは補助金事業として行っています。


そしてこれら5つの事業をこのように連動させて支援させていただいています。




まず当事者や当事者家族とチーム絆事業で出会い、面談を繰り返しご本人の思いに耳を傾け

関係づくりを行っていき、地域に一歩踏み出したい!ひとや社会と交流してみたい!と

思われるようになられたら、社会参加事業で居場所づくりを行っている火曜日のプログラムを利用していただき、社会とのつながりが回復し就労への意思をお持ちになった方に

基礎的就職支援事業や生活困窮者自立支援法の就労準備支援事業(長岡京市・大山崎町)を

利用いただき、就労へと向かっていただきます。


その中で何が何でも就労!と考えるのではなく(もちろん働くことは大切で、就労には

いろんな意味があることは承知の上で)、その人のありたい姿、送りたい暮らしは

いったいどんなものなのか、そこに寄り添うことも大切にしています。







話を学習会に戻します。


これで言うとFさんは、絆事業で乙訓ももとつながり、社会参加事業の利用をはじめ、

パソコン講座やゲーム大会、地域の方にお願いしているワークショップなどに参加しつつ、現在は基礎的就職支援事業を利用し地域の商店街のお店で店舗業務の実習に取り組んでいます。



実はFさんは大学生で、現在休学中ですが乙訓もものプログラムを通して春からの復学を

目指しておられ、乙訓ももは大学とも連携しながらバックアップをしています。







今日の学習会の内容はここでは詳しく書きませんが(書けないが正しいでしょうか・・・)

中学時代と大学時代にあったひきこもり状態であった時のこと、そのきっかけや

なぜ一歩踏み出すことができたのか、またそう思えたのか、そして家族の関りは当時

どのようなものだったのか、今取り組んでいることはどのようなことか、

そして将来について、などなど本当に自分の言葉で、等身大で話してくれました。


当事者は、Fさんは、どのようなしんどさを抱えていたのか、

その時どのような思いをもっていたのか、どんな状態だったのか、

とてもオープンに話してくれました。


ここに至るまでにはきっとかなりの勇気と決断が必要だったと思います。


自分のことを振り返り、大勢の前で話すなんて、なかなか出来ることではありません。


今日の学習会はショチョー・フジタがFさんにインタビューをするような形で話して

もらいましたが、進行の骨格だけ簡単に打合せをしてシナリオはなくままに進めました。


ある程度、場の雰囲気に任せながらインタビュアーのフジタが会場の参加者と同じような

気持ちでFさんに話を聞いていく・・・時のちょっと笑える時間もつくりながら・・・


そんなスタイルで臨みました。






Fさん、緊張して固まらないかな・・・と少し不安がありましたが、杞憂でした。



想像以上に堂々とした語りぶりで、

出会った頃とは異なる成長した姿を目の前で見せてくれました。



これはお世辞でも何でもありません。


自分の過去を、現在を、未来を、自分の言葉で話してくれていました。


また今日はFさんのご家族の方もご参加くださったので、当時のご家族の思いなども

聴かせていただけたことも大きかったと感じています。



まだひきこもり状態から脱していないと話すFさん。


まずは復学を目指していきましょう!



そして今日の学習会で話せたことは大きな自信になることと思います。


これからの人生も、辛く、厳しいこともあるでしょう。

困難やどうしていいかわからくなることがあるかもしれません。



そんな時は今日のこの学習会のことを思い出して、そこに立ち戻って、

自信を蘇らせてほしいと思います。








今年度最後のひきこもりに関する学習会、当事者の声を、現メンバーの生の声を、

お届けしました。


改めて年6回の学習会を無事終えることができ、お礼を申し上げます。

ありがとうございました!


次は乙訓地域でひきこもり支援ネットワークづくりのための支援者セミナーです!


3月10日、オンライン開催ですので、是非ご参加ください!

乙訓ももHPからお申込みいただけます!


Fさん、お疲れさん、立派だったよ!!










閲覧数:72回0件のコメント

Comments


bottom of page