今日は就労支援ネットワークたけのこの全体会議!事例に学ぶ意思決定支援の大切さ!
- 乙訓もも
- 4 分前
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週初め月曜日!
今日は午後から乙訓地域の就労支援ネットワーク「たけのこ」の全体会議でした!

乙訓就労支援ネットワーク「たけのこ」は、乙訓地域で障害のある方の一般就労を
進めるために京都府向日が丘支援学校の進路指導部が中心となり地元企業経営者や
乙訓圏域の障がい者自立支援協議会の協力のもと発足したネットワークです。
乙訓もももこのネットワークに事務局員をとして参画させていただいており、
障害のある方だけでなくひきこもり状態の方や生活困窮状態の方の就労をサポートする
ネットワークとして活動しています。
今回は今年度第1回目の全体会議で、改めて就労支援ネットワーク「たけのこ」の目標や
取り組みとその計画について参加者で共有し、地域で生きづらさを抱えていても
働きたい思いを持っている方々の一般就労を後押しできる基盤づくりを行うことを
確認し合いました。
そして、今回は勉強会として事例紹介の時間を設け、
株式会社しんやさいの代表取締役石﨑社長と当事者である山部社員に登壇いただき、
山部社員の一般就労に至るまでの経過や就労後の状況などについてお話しいただきました。

まずは石﨑社長の自己紹介と株式会社しんやさいの説明からから始まり、
山部さんからご自身が株式会社しんやさいで働くまでの経緯をお話しくださいました。
精神科受診、入院と辛い時期を過ごされた後にご自分の力でジョブパークを利用され、
ご縁があって株式会社しんやさいで働かれることになったそうですが、
子どもの頃から植物が好きだったそうで、農業はご本人にマッチした職業だったようです。
その反面、山部さんは文字や数字の理解は苦手とされているそうで、
ハローワークの職業準備支援でご自分の特性を知ることができたのは
自己理解を深めるにあたりかなり有効だったそうです。

山部さんは実習などの受け入れも担当されており、手描きのイラスト入りのマニュアルを
用意されるなど、ご自身の得意を現場で生かしておられます。
また企業在籍型職場適応援助者や農福連携技術支援者(いわゆる農業版ジョブコーチ)の
資格もお持ちで今後ますますの活躍が期待されています。
山部さんの活躍は漫画でも紹介されていますので、こちらもご覧ください。
最後に石﨑社長から、障害のある方や生きづらさを抱えている方たちも
可能性があるなら一般就労にチャレンジしてほしい。
チャレンジしてもらうことで受け入れ側の成長にもつながる。
そして、支援者は「一般就労したい」などの当事者の思いを大切にしてほしい、
ネットワークはその思いを支援できる体制を整備してほしいと締めくくられました。

この言葉を受けて質疑応答の後に行われたグループディスカッションでは
当事者の意思決定支援の大切さがどのグループでも話題となり、
一般就労に向け協力してくださる企業を増やしていくために企業側への働きかけが
必要であるという結論に至りました。
今年度、就労支援ネットワーク「たけのこ」はネットワークのあり方を問いながら
この学習会を皮切りに乙訓地域の就労支援事業所の見学会など、地域で今以上に一般就労を
進めていくための活動を行っていく予定です。
乙訓地域で一般就労への思いを持っている当事者にその思いが実現できるように、
一般就労に結びつく就労支援を提供できる土壌を地域につくっていきたいと考えています。
株式会社しんやさい京都の代表取締役石﨑社長と当事者である山部社員、
今日はご登壇いただきありがとうございました!
本日勉強会に参加いただいた事業所の方々、
地域で一般就労が進められるように一緒に頑張っていきましょう!

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