今日は就労準備支援事業の特別プログラムでSST講座でした。メンバーによるレポートです!
- 乙訓もも
- 2 分前
- 読了時間: 5分
乙訓ももの水曜日は就労準備支援事業。
今日は特別プログラムでSST講座の日でした!

このSST講座は京都市にある就労移行支援事業所ディーキャリア様から講師をお招きし
全10回にわたり開催する講座で、働く上で必要なソーシャルスキルを身につけるために
特別プログラムとして月1回開催しています。
今日は今年度の第3回目のSST講座でした。
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)は働く上で社会生活における
人間関係を円滑にしたり自分自身に自信をつけてストレスや不安を減らし、
QOL(生活の質)の向上を図ることが目的で、他者とのコミュニケーションの取り方や
場面に応じた適切な行動のとり方、感情のコントロール方法、ストレス対処法などを
様々なワークやロールプレーを通じて学びます。
第3回は「コントロールフォーカス」について学びました。

今回は、講座の内容を受講したメンバーにレポートしてもらいましたので、
以下、どうぞお読みください!
振返り(学んだこと)
今日のSST講座では、「コントロールフォーカス」について学んだ。
本講座の目的は2つあり、1つに「コントロールフォーカスとは何なのかを知る」こと。
2つ目に「人の行動の4つの要素を知る」ことである。
コントロールフォーカスとは、コントロールできることに焦点をあてて、
コントロールできないことに焦点をあてない習慣を身につけることを指す。
講義序盤ではまず、コントロールできる・できないことを概念としてとらえた。
コントロールできることとしては、「行為・思考・未来・自分」が挙げられる。
一方で、コントロールできないことは、結果・過去・ルール・他者」が挙げられる。
コントロールできる・できない のイメージがつかめたら、
次はコントロール可能・不可能なものを具体的に考えていった。
メンバーの中では次のような意見が出た。
コントロールできるもの コントロールできないもの
・自分の機嫌 ・相手の感情
・時間の使い方 ・勤務時間、始業時間
・交通手段 ・天候
・生活リズム、生活習慣 ・体調、持病
・お金の使い道 など ・給与、年収 など
人の行動のメカニズムについても学んだ。
人の行動には4つの要素があり、「行為」「思考」「感情」「生理反応」である。
例えば、ジョギングをする行動について考えてみる。
走るという運動自体は「行為」になり、走れば汗が出たり、血圧が上がる、のどが渇く
といった「生理反応」が出る。
走るペース配分や時間・距離を意識することはその人の「思考」に該当し、
走った結果、気持ちがいいと感じるのは、「感情」である。
このように、人の行動には4つの行為があり、相互作用している。
コントロールフォーカスの視点でいえば、多くの場合、私たちがコントロールできるのは
行為と思考であり、感情と生理反応は行為と思考に伴っているものである。
つまり、行為と思考をコントロールできれば、感情と生理反応も自ずとコントロールされるということである。
感想
まとめの中で、「感情に行動が支配されすぎないように、自分がコントロールできるものに目を向け」る、とあった。
自分は、感情に支配されすぎて行動が抑制されたり、適切な行動がとれないことがある。しかし、感情は行為と思考の選択の結果であり、行為と思考次第で変えられることを今回
学んだ。そのため、イライラしていたり、不安が続くような場合は、早く寝る、
リフレッシュする時間を積極的に設けるなどして、感情を調節したい。
また、行為を変えることが難しい場合は「この状態がずっと続くわけではない」
「今はできなくても次はできるかもしれない」というように思考を変えるようにして、
感情を前向きに切り替えたい。
過去の自分の経験と重ね合わせると、私の場合、疲れる前に休むことが重要なのかもしれない。自分の体調は、感情に関係するからだ。疲れたから休むことも大切だが、疲れがピークに達してから休むのでは、回復に時間がかかるうえ、次の日のコンディションにもかかわる。感情に支配されやすくもなる。そのため、自分が疲れやすい予定や疲れやすい時間帯をあらかじめ把握していれば、こまめに休みを入れるように心がけ、感情の波が大きくなりすぎないようにしたい。休むことについては抵抗があるが、昼休みに背伸びをする、外の景色を眺める、コーヒーを飲むといった一息程度の休憩なら、罪悪感を感じずにできるかもしれない。また、辛いことがあった日の終わりに日記を書くのもいいかもしれない。
コントロールできるもの・できないものを書き出し、「これだったらできそう」という
ものに絞って実行することで、辛い時期を乗り越えたい。
自分の思考には、認知のゆがみがあると思うため、行動から変えていく攻めの姿勢も選択肢に入れつつ、この先過ごしていきたい。
レポート、ありがとうございました。

前半は今日の講座の内容をわかりやすくまとめてくれています。
後半は講座で学んだ内容を、まず自分を客観視してから自分に当てはめて
日々の実践に落とし込みなおかつ活用していく意志を表明していますね。
素晴らしい!
講座の内容をしっかりと理解し、学んだことを日々の生活で活かすこと、大事ですよね。
少しでも働きやすく、暮らしやすくなるように、いいと思ったことは取り入れてください。
今日は就労準備支援事業の特別プログラムでSST講座の日。
メンバーによるレポートでした!
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