金曜日は就労準備支援事業の日。
今日は月1回講師を招いて開催している「SST講座」の日でした。
SSTとは、Social Skills Training(ソーシャルスキルトレーニング)のことで、
いろんなプログラムにより働く上だけでなく日常生活における対人関係などに
必要なスキルを学んでいくもので、事例を元にロールプレイなどを行ない、
その場面にあった適切な振る舞いができるようにトレーニングします。
今日のテーマは「アサーティブ・コミュニケーション」でした。
「アサーティブ・コミュニケーション」は
相手を尊重しながら適切な方法で自己表現を行うコミュニケーション方法で、
「アサーティブ」とは「自己主張すること」という意味です。
今日の講座ではまずは「アサーティブ・コミュニケーション」について教えていただき、
次に事例を交えてどのように対応すればよいのかをメンバーに考えてもらいました。
そして、今日学んだのがDESC法(デスク法)という、相手を不快にすることなく
自分の言いたいことを伝え、納得感を持たせる会話技法です。
DESC法のDESCは「Describe(描写する)」「Express(説明する)」
「Suggest(提案する)」「Choose(選択する)」の頭文字を意味しており、
「Describe(描写する)」→「Express(説明する)」→「Suggest(提案する)」
→「Choose(選択する)」の順で会話することで相手に納得性の高い結果を持ってもらうというものです。
事例を元にメンバーは自分ならこうするという内容を考えてもらい、
これをDESC法を元に見直してみました。
仕事に慣れてきたことで突発的な業務をまかされるようになったものの、
頑張りたい気持ちはあるものの混乱してケアレスミスが多くなってしまった。。。
この時に上司にどのように配慮してほしい気持ちを伝えるかといったケースでした。
具体的なケースに自分を当てはめて考えてみると、とてもわかりやすいですよね。
また、講師から「Express(説明する)」の段階で、「共感」を盛り込むと
非常に有効的だとのアドバイスをいただきました。
例えば、上司に説明する際に、「お忙しいところお時間を取っていただき感謝します」など
「共感」を盛り込んだフレーズを使うとコミュニケーションが円滑に進むということです。
なるほど。。。確かに。。。です。
DESC法を用いることで、コミュニケーション能力が向上したり、
信頼関係の構築に役立ったり、提案力がアップするなどのメリットがあります。
一方で人は自分の思い通りにはならないということを理解する必要があり、
DESC法を用いることは納得性の高めて円滑なコミュニケーションを図るのが目的で、
他人にすべてを納得してもらうためではありません。
このあたりは注意が必要ですね。
というわけで、本日は就労準備支援事業の特別プログラムで、
月1回開催している「SST講座」を開催しました!
来週月曜日は祝日で乙訓ももは休所させていただきます。
また来週火曜日、社会参加支援事業の居場所でお会いしましょう!
それでは今週一週間、お疲れさまでした!
明日は京都府立乙訓高等学校で開催される「乙訓親まなびフォーラム」の
親まなび講座4(分科会)に参加します。
頑張ります!
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