本日も、外にどんどん飛び出すいつもスタイルの乙訓もも。
様々な利用者と出会い、一人ひとりのニーズにあった支援を提供するには
自分たちの枠を越えたり、枠を作り直したり、時には枠を外したりすることが
必要と考えており、そのために外部の方と接し交流することを大切にしています。
要するに自分たちのスキルや考え方のアップデータを日々すべきかなと。
というわけで、今日は京都市南区にある
今年2月に立ち上がった超実践型の就労移行支援事業所です。
就労プログラムは「自己・他者理解」 や「コミュニケーション」など、
就職に必要な能力を学んだ後、利用者のニーズと意向に沿った「実習・ミニ実習」を行ない適正にあった職場探しを支援されます。
そして、人生働くだけではないですよね?と、
「余暇の過ごし方」なども大切であると考えておられ、一人ひとりの"幸せ"を実現するためライフデザインを描くことも重要とされています。
今日は、なんと利用者さんと一緒にプログラムに参加させていただきました!
さすが超実践型事業所ですねwww
今日、6名の利用者さんと一緒に参加させていただいたのは「家を出る日のために」というカードゲームを使った「自立に向けて」というプログラムでした。
プログラムを進行された代表の井上渉さん。
この「家を出る日のために」というカードゲームは一人で自立して暮らすために、
知っていたほうがいいこと、考えておいた方がいいことを、具体的に質問され、
それに答えていくことで必要なことを知ったり学んだりするカードゲームです。
例えば、
一人暮らしに必要なものを順番に思いつくままに上げていきましょう!
冷蔵庫!洗濯機!ベッド!歯ブラシ!トイレットペーパー!などなどなど、
たくさんあるようで、いざ答えていくと出なくなってきたり・・・
一人暮らしをするには実はこんなにたくさん用意するものが必要なんだ!
と気づきを得たり、
賃貸物件を契約できるのは何歳から?というクイズ形式により、知識を身につけたり、
そして、他の人の意見などを聞いて考えを変えたり、考え直したりすることで、
行動が変わるということを学んだり、本当の意味で自立するために必要な能力を
養うことができるゲームです。
ということを、ゲームに参加することで体験させていただきましたwww
うーん、でもこの力って生きていくのにとっても必要・・・
このプログラムはゲームを通して行うので、楽しく学べるのがいいですね!
そして、利用者の方と一緒に約1時間強にわたりプログラムを体験させていただいた後、
代表の井上渉さんにお話を伺いました。
井上さんは約20年間の中学校・支援学校の教員として教育現場でのご経験を経て、
ご自身の考えである「苦労しないように目の前の課題を取り除く」のではなく
「困ったときにどうしたら良いかを考える」ことが出来るように一緒に考えてサポートする新しい就労移行支援事業所をお立ち上げになりました。 とにかく実践を大切にしておられ、経験を積むことが何より重要と、
一人ひとりの個別のニーズに丁寧に対応され、プログラムを企画・実施されています。
支援は最低限に抑え、先回りの支援は行わず、働きたい!という思いを大切にし、
体験することでその方が力を伸ばし、発揮できるようにして人生を主体的に生きていくためのサポートをしていきたい。
井上さんの熱い言葉からは利用者の方の可能性をトコトン信じていらっしゃる!
ということがヒシヒシと伝わってきました!
こんな就労移行支援事業所って今まであったでしょうか!?
井上さんのお話をお伺いしていて、共感し胸に響くものばかりで、
その内容は我々も日々大切にし気をつけているつもりですが、
もっとしっかりと胸に刻んでメンバーと向き合うことが必要だと感じました。 今回の見学では基本に立ち返り、メンバーとともあることの大切さと、
本人主体、本人ニーズと意向に沿った支援といった基本中の基本を
なぜ大切にしなければならないのか?ということをを改めて認識したとともに、
楽しみながら実践に向けた学びを得るための手法やプログラムを通じた対話の方法を
学ばせていただきました!
今回の見学では多くの学びと体験をいただくことができました!
京都タワーを望むことができる眺めのいい環境と開放感が素敵でした。
本日は外へ飛び出して、
そして、今後も連携先としてご協力いただきたく、よろしくお願いいたします!
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