乙訓ももは長岡京市と京都府(大山崎町)から委託を受け、毎週月・水・金曜日に
就労準備支援事業を行なっています。
拠点の駄菓子屋。
こちらの奥ではメンバーが就労プログラムに取り組んでいました!
その就労準備支援事業の特別プログラムの一環で、今月より月に1回、来年の2月までの
10回コースで講師をお招きしSSTプログラムを提供いたします!
SSTはソーシャルスキル・トレーニング“SocialSkills Training”のことで、
「社会生活技能訓練」や「生活技能訓練」などと呼ばれています。
人が社会で人と関わりながら生きていくためには、一定のスキルを身につける必要がありますよね。そのような人間関係に関する知識と具体的な技術やコツを学んだり、獲得したりするトレーニング、それがSSTです。
就職しその職場で定着して働き続けるためのソーシャルスキルが課題になる場合は多く、
その課題を解決するために今年度はこのプログラムを企画しました!
今日は就職を目指すメンバーが2名参加し、10回コースを通して自己理解を深め、
人との上手な接し方や自分の気持ちの伝え方などの社会的なスキルの習得を目指します。
今日はまずアイスブレイクで自己紹介を行なった後、セルフケアについて学びました。
就職活動や長期期間にわたり安定して働くためには勤怠の安定が不可欠ですが、
ここを意外と見落としがちになっています。
どうしたら自分が長期間安定して就労できるか、それをどのようにして自身で獲得するか。
そのために心身の状態を自身でケアする、それがセルフケアなのです。
自分の状態を常に自分で把握できるようになり、その状態に合わせた対処ができ、
さらに状態に合わせた配慮を会社側に依頼できるようになる。
これを自分で行うことで「配慮」と「甘え」の違いを認識して
仕事に携わることができます。
職場での配慮(合理的配慮)とは、企業の生産性向上が前提となっており、
その配慮があったとしても生産性が向上しない場合、配慮されないこともあります。
あくまで働く場での配慮ということです。
(例えば、
昨日ゲームをし過ぎて睡眠時間が短くなってしまったので、配慮をお願いします・・・
は、「配慮」ではなく「甘え」で基本的には配慮されないなど)
そして、自分自身で今の心身の状態は何からきているのかを探り、
企業側に配慮を求めやすくなるように、セルフケアにチェックシートを用いることで
心身の状態を見える化することも学びました。
なるほど。
見える化すれば、記録として残り、自分で自分の調子の傾向を知ることができますし、
企業側に配慮を依頼する時も具体的に伝わりやすく、企業側も対処しやすいですね。
メンバーのとっても職員にとっても学びのいい時間でした。
全10回のSSTプログラム。
1回ごとの完結型ですので途中から受講していただいたも問題ありません。
就労準備支援事業の特別プログラムSST、本日よりスタートしました!
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