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執筆者の写真乙訓もも

ひきこもりVoiceSTATION全国キャラバンin滋賀に行ってきました!

先週土曜日9/7はひきこもりVOICESTATION全国キャラバンin滋賀に行ってきました!






















会場はJR大津駅から琵琶湖に向かって歩いて10分程度、

浜大津アーカス近くの大津市民会館小ホールで定刻の午後1時からスタートしました。

























ひきこもりVOICESTATION全国キャラバンin滋賀のテーマは

「今わたしにできること~多様な立場からの関わり方」。


ひきこもり状態にある人に対する誤解や偏見を無くし当事者の思いを知ることで、

ひきこもりへの理解を進め、誰もが行きやすい社会や地域づくりについて考えようと

第1部は地域アンバサダーを務められた社会福祉法人さわらび福祉会の山﨑秀樹さんが

モデレーターとして司会進行され、ユニークで多様な立場のパネラー3名の方とともに

活発なディスカッションが行われました。






このディスカッションでは当事者が参加され、生のままの考えや意見、ご自身の状態などを

お話しくださり、とても有意義で濃密な時間となりました。



やはり当事者の言葉には学ぶべきことが多くありますね。





そして、第2部は会場参加者と登壇者でワークショップが行なわれ、

こちらにも参加させていただきました!



乙訓ももからは2名が参加させていただきましたが、そのうち1名が入ったグループに

当事者として登壇された辰巳さんがおられ、パネルディスカッションに続いて様々な思いや今までのこと、現在どのように過ごしておられるかなどをお伺いすることができました。



その中で辰巳さんが強調され、こちらとしてもとても印象に残っていることがあります。



それはまず、ひきこもり状態の人と表現されることがあったとしても、ひとり一人、

その状態や思い、考え方、生き方、人となり、背景は異なっているということです。



誰しもが誰とも違っているように、ひきこもり状態の人もそうであって、

「ひきこもり状態」と、みんなを一くくりで捉えてほしくないということでした。



もちろん、そうですよね。


誰にもその人オリジナルの物語があるわけですから、当然だと思います。



この当然であることがひきこもり状態と表現されることで忘れ去られてしまうことの

恐ろしさや危険性を訴えておられました。


また、多くの当事者とつながっておられる辰巳さんは

「自分の後ろにはその当事者たちがいる。そういうことを意識しています」

ともおっしゃっていました。



人前で自身の考えや思いなどを述べることは、とても勇気のいることです。


辰巳さんは、ご自身がつながっておられる当事者たちのことも含めてお話されていた、

そして彼らから勇気をもらい、そのもらった勇気を振り絞っておられたということが

わかりました。



とても、とても重く受け止めました。























こうして当事者が口を開いてくださるからこそ、支援者や周囲の人たち、

ひいては社会は当事者の理解を進めることができます。



そういった意味でも、ワークショップの時間は貴重なものになりました。



そして、参加されていた方と新しくつながることができたこともうれしかったです。
















今回、ひきこもりVOICESTATION全国キャラバンin滋賀に参加したことで、

昨年、京都のキャラバンで何度も打合せを重ね、企画から一緒にお仕事をさせていただいた株式会社リディラバの方々と1年ぶりにお会いし、昨年のことを懐かしく思い出すと同時にひきこもり状態にある人に関する国の広報周知活動がこのように継続していることで、

キャラバンの参加者も年々増加しており、今後の支援の展開に希望を感じました。


以前に、乙訓ももが主催する支援者交流セミナーに登壇いただいたことのある、

地域アンバサダーの山﨑秀樹さんとも再会することができ、近況を報告させていただき

連携をお願いいたしました。


滋賀県での取り組みも参考にしながら乙訓地域独自の支援ネットワークの充実と

実効的なケースワークを目指したいと考えています。






今回、ひきこもりVOICESTATION全国キャラバンin滋賀を通して感じたことは、

周囲や社会側が多様性を認め合うことを進めていく必要があるということでした。


今まで縛られていた「常識」や「普通」とか「あたりまえ」や「レールやルール」を疑い、それらを変えていくのは簡単ではありませんが、まずは各々の価値観を大切にすること。


他者の価値観をすぐに認めることはできなくても「そんな考え方もあるのかぁ」くらいに

受け止めをして否定せず、いったん自分の横に置いておくような寛容さを持つことから

始めることが求められているように感じました。


これは1年前のひきこもりVOICESTATION全国キャラバンin京都でも

最後に行きついたメッセージと同じです。



ひきこもりVOICESTATION全国キャラバンin滋賀、

多くの方が関わり新たな出会いが生まれ、つながり合うことができました。


この出会いと出来事を大切にして日々に活かしていきたいと思います。



ひきこもりVOICESTATION全国キャラバンin滋賀に参加された皆さん、

登壇された方々、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。


名古屋は台風で延期になりましたので、残り5か所の長丁場、頑張ってください!



他のキャラバンは以下の通りとなっておりますので、URLでチェックしてみてください!


◾️各キャラバンの日時および場所

・8/31(土):愛知県名古屋市(延期・日程はご確認ください)

・9/28(土):栃木県宇都宮市

・10/6(日):山形県山形市

・10/19(土):山口県山口市

・11/2(土):鹿児島県鹿児島市


◾️内容

13:00-14:35 パネルディスカッション(会場とオンラインのハイブリッド)

14:50-16:00 ワークショップ(会場のみ)


◾️登壇者やテーマなど詳細はHPをご覧ください。




「ひきこもりVOICE STAITION 全国キャラバン」開催!


是非、ご参加くださいーーー!!







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