top of page

ひきこもりを考える講演会「ひきこもりを生きる」に参加してきました!

  • 執筆者の写真: 乙訓もも
    乙訓もも
  • 1 分前
  • 読了時間: 4分


今日は、京都市の「ひと・まち交流館」で開催されたひきこもりを考える講演会

「ひきこもりを生きる」に参加してきました!






















この講演会は京都市役所と社会福祉法人京都市社会福祉協議会との共催で、

講師に長谷川俊雄氏を招かれて開催されました。



長谷川俊雄氏は横浜市や精神科クリニックでソーシャルワーカーとして勤務された後、

複数の大学で教員として従事され、現在は白梅学園大学の名誉教授ならびに

NPO法人つながる会の代表理事を務めておられます。


令和5年には自ら「social work lab MIRAI」を立ち上げられ、

援助職支援や家族支援にも取り組まれています。
























また今年1月に全自治体に通達された国の新しいひきこもり支援の指針による

「ひきこもり支援ハンドブック~寄り添うための羅針盤~」の策定にあたり、

調査研究事業検討委員会の委員長として関わっておられた方です。




今年厚生労働省から出された新しいひきこもり支援の指針は従来の医療モデルの視点に

社会モデルの視点を加えることが明記されており、支援者にとっては従来の支援の考えや

実践を大きく変える意味あいを持つ内容となっています。


そのあたりのお話も伺いたく、講演に参加してきました!




会場が定員いっぱいの参加者で埋まる中、前半は当事者とのメールでのやり取りの内容や、その中で出てくるJ-POPの曲を流しながら4つの物語として本人たちのリアルな言葉を

伝えてくださいました。
















参加者には当事者ご家族の方々も多く、皆さん、胸の奥に響いているようでした。



休憩を挟んで後半は、「ひきこもり支援ハンドブック~寄り添うための羅針盤~」で

ひきこもり支援の考え方がどのように変わったかを従来との違いをわかりやすく

お話しいただき、どのような支援が求められるのかを説明いただきました。



気になった言葉、フレーズは、


・支援・援助は暴力・強制と紙一重


・ひきこもりの支援は「生きる」ことの支援


・「医療モデル」から「社会モデル」への意味は、

 多様性と多義性をもつひきこもり支援という視点を持つこと


・自立と自律の違い

 自律はその人の尊厳をそのものを尊重し当事者主義や当事者本位の考え方が含まれており

 「個別最適化」「自己決定尊重」「対話」を柱とした考え方によるもの。



・本人と家族、支援者が対話交流を重ね、本人が自分で決め、自分で決めた目標に

 本人がチャレンジし、家族や支援者は本人の歩みを伴走しながら支援することが

 自律支援である。


などがありました。






















また、本人を良くしようとしない支援。

つまりはひきこもり状態の捉えなおしと新たな理解をすることで関係性が変わり、

本人との対話交流が進むことで主体的な変化が起こるという話は、とても腑に落ちるもので

乙訓もものケース中でも実感しています。


そして家族のケアも必要と話されており、その通りだと感じました。


親ができること・できないこととして、

「見極める力」と「腹を括る」ことの重要性について述べられ、


1.問題を解決しようとしない。(コントロールに加担しない)

2.逃げ出さない(肯定も否定もしないで寄り添う)

3.関係性を作る・維持する(現状維持・低空飛行を続けることを最初の目標とする)

4.様々な見方や理解を試みる(家族である私の理解の支援と対応の点検)

5.抱え込まない(相談する・知恵を出し合う)


を挙げられていました。


講演の中でもおっしゃっていましたが「Doing」より「Being」。

存在をまず尊重することが何においても重要ですね。




















今日お聞きした長谷川俊雄氏の講演は乙訓ももが支援の中で大切にしていることや

実践しているオーダーメイド型の支援にも言及されており、とても安心したのと同時に

今の実践方法を継続していこうという気持ちになりました。


そして今日学んだことを新たに自分たちの考えや指針に加えて、

支援やサポートのアップデートを行っていきます!



今日は、京都市の「ひと・まち交流館」で開催されたひきこもりを考える講演会

「ひきこもりを生きる」に参加しました!




連携している京都市社協の方々や他の支援機関の方ともお会いできたことも

講演で新たな気づきと学びをいただいたこともありがたかったです。



ありがとうございました!



Comments


NPO法人 乙訓障害者事業協会 乙訓もも

活動拠点 〒617-0826 京都府長岡京市開田 2丁目14-9
絆相談室 〒617-0826 京都府長岡京市開田 1丁目5-5 3F

​お問い合わせ

075-952-2800

ひきこもり相談ダイヤル

075-952-2890

(月~金  9:00~16:00)

© 2018 by 乙訓もも created with Wix.com

bottom of page