昨日、4月22日木曜日は京都中小企業家同友会乙訓支部の40周年記念式典に
出席させていただきました!
もともとは2月に予定されていたこの式典でしたがコロナ禍により延期となり
無事昨日執り行われる運びとなりました。
式典は二部制で行われ第一部は記念式典として松嶋支部長の挨拶から始まり、
二市一町の首長よりお祝いの言葉が述べられた後、代表理事、初代支部長の挨拶と続き
乙訓支部の活動に貢献された方の表彰などが行われました。
京都中小企業家同友会乙訓支部さんでは2022年度は「Grow Up Otokuni」を
キャッチフレーズに指針をお作りになって未来へ向かわれており、
例会や学習会などを通じて会員企業の方々が研鑽を積まれていることが報告されました。
また歴代の支部長からビデオメッセージで支部立ち上げ時のご様子などを伺うことができ
乙訓支部さんの歴史の重みをずっしりと感じることができました。
そして乙訓支部に属しておられるプロのミュージシャンの方がプロデュースされた
ピアノ、チェロ、二胡のトリオによる生演奏もあり式典に花が添えられました。
この演奏、すごく素敵で、式典にふさわしい素晴らしいものでした。
そして第二部は長岡京市の商工観光課の課長や、乙訓もももお世話になっている
セブン商店会の会長、大山崎町で地域イベントを企画された方に乙訓支部の方を交え、
「乙訓の中小企業が地域と共にどう歩むのか」というタイトルで京都橘大学経済学部
岡田教授をコーディネーターとしてお招きされパネルディスカッションが行われました。
このパネルディスカッションではみなさんが活発に発表、意見交換をされ、
企業経営や地域経済によって地元乙訓の地域づくりにどのように関わっていくべきかを
熱く語られ、みなさんの乙訓地域に対する思いや愛がヒシヒシと伝わってきました。
また今年度以降に長岡京市が制定する長岡京市中小企業振興条例にも乙訓支部として
提言を市に提出されており、その思いをすでに行動に移されていることに驚きました。
乙訓ももは京都中小企業家同友会乙訓支部さんとは乙訓地域の就労支援ネットワーク
「たけのこ」で連携させていただいており、昨年度も会員企業さんにメンバーと一緒に
見学にお伺いさせていただきました。
ひきこもり状態にある方や就職準備者、生活困窮の方の就労支援はまず相談から始まり、
アセスメント、プログラムの実施というプロセスを経て就労や就職を果たし自立した生活を目指すのが一定のロードマップとなります。
(ひきこもり状態にある方についてはこの限りではなく、まず対象者のありたい姿、
送りたい人生に寄り添いうことが大切と考えています)
乙訓ももではいわば入口から出口までを支援させていただいているのですが、
その出口支援での企業の力はとても重要で、特に地域の中小企業とのつながりは
必要不可欠と言えます。
今後、乙訓地域でひきこもり支援ネットワークづくりを行う中で地元企業がそこに
参加していただくことは地域でひきこもり状態にある方を支えることに結び付き、
まさしくあらゆる社会資源が関わりあって地域づくりを行っていくことになり、
地域福祉の充実と乙訓地域ならではのまちづくりが行われていくように感じます。
またひきこもり状態にある方の支援では入口から出口までの間に「居場所」というものが
必要になってくるのですが、企業が雇用だけではなく「居場所」になる可能性を
持ち得ているのではないかと思うのです。
例えば中小企業の製造現場などで掃除やお手伝いなどの少しの役割を果たすような機会を
作っていただいたり、会社のちょっとしたスペースを利用して小さなイベントや休憩場所を用意していただき、そこに何かしら参加することで社会参加の機会を得たりと、就労だけではなくいろんな支援が行えるのではと考えています。
このようなインフォーマルな場所がどんどん増えていけば、一人ひとりにあった
オーダーメイド型の支援を提供できると期待に胸が膨らみます。
昨日の式典はそのようなことが実現していく可能性を感じることができ、
みなさんの熱い思いと行動力にとても勇気づけられた時間でした。
今後も京都中小企業家同友会乙訓支部との連携を深め、
地元企業さんとのつながりを大切にし力をお借りしながら、
乙訓地域独自のひきこもり支援ネットワークや就労支援ネットワークをつくっていきたい!
と考えています。
京都中小企業家同友会乙訓支部さん、設立40周年、おめでとうございます!
心からお祝いを述べさせていただきます。
そしてこれからもご協力いただきますようお願い申し上げます!
毎月、駄菓子屋のお菓子を納品させていただいている多貝酒店さんも
乙訓支部の会員企業で前支部長を務めておられました。
最後に京都中小企業家同友会乙訓支部さんの理念をお届けさせていただきます。
乙訓に関わるすべての人が
「この地を愛し、幸せに暮らせる」
そんな街づくりに貢献します!
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