top of page
執筆者の写真乙訓もも

今回はメンバーがリポート!昨日の月イチワークショップはステンドグラス教室でした!

昨日、火曜日は社会参加支援事業で地域に一歩踏み出していただくための「居場所づくり」を行っており、月1回のペースで地域の方にご協力をいただいて様々なワークショップを

開催しています。


今回みんなで参加したのはステンドグラスのオーナメントづくりのワークショップで、

長岡京市より少し南に位置する三島郡島本町でステンドグラス教室を営まれている

「アトリエ・セリザワ」さんの工房にお伺いしました。






























「アトリエ・セリザワ」さんとは以前に日本茶を楽しむワークショップをお願いした

岡村さんが関わっておられる「みなせの日曜市」というイベントでご一緒させていただいたのがご縁でつながり、ワークショップをお願いしたところ快くお受けくださいました。




アトリエ内には数々の素敵な作品がありました。





こんなかわいいステンドグラスの作品も。

素敵ですねー♪



最初に自己紹介をした後ステンドグラスについて簡単に説明していただき、

今回のワークショップではユニセックスなモチーフを用意してくださり星のオーナメントをみんなで作らせていただきました!


さて、今回のブログは参加したメンバーがイラストを交えレポートしてくれましたので

ここからはそのレポートを引用して皆さんにご紹介させていただきます!



ステンドグラスには製作するのに2つの技法があります。


★ケイム法

教会の窓ガラスとして使われるステンドグラス。

ケイム法はステンドグラスが建物の衝撃に耐えるため縁が金具なので金具を引っ張って

ガラスを嵌める。

少しでもガラスのサイズが合わないと空白が出来てしまい嵌め込めなくなるので

緻密な作業が要求される。


★ティファニー法

小物インテリア等で使われるステンドグラス。

ティファニー法ははんだで固定する技法。

ケイム法と違いはんだごてを使うため、ガラスと縁の間の少しの空白をはんだで埋められるので融通が利き、小さいステンドグラスを作る事に適している。


今回はティファニー技法で星のオーナメント作りに挑戦しました!


さてここから実際の作業の模様です!


ほとんどの工程を時間内に体験させていただくためにガラスの切り出しは1枚のみで残りはすでに切り出したガラスを使用させていただきました。






まずは切り出したガラスの周りにコパーテープ(シルバー、黒、銅から1色、テープの色はすべて銅だが粘着面がその対象の色になっている)を両端がはみ出るぐらい真ん中になるように貼るその際にガラスの角からではなく1cmほど手前から貼る。

貼り終えたらヘラで軽くこするテープがはみ出た部分を畳んで貼り付け、ヘラでこする

これを4つ分繰り返す。





































メンバーの描いたイラストです!





テープは縁のセンターに貼るようにみんな集中して取り組みました。




次に1枚だけガラスを切り出しました。



















ガラスのつるつるしている面を上にして刃にオイルを付けたガラスカッター

(ガラスは元々液体であり、切った部分を割りやすくするため切り口にオイルが付くようにする)で切り取り線の上を切るように手前(出来るだけガラスの角(端の方))から

奥(その間端まで切り切る(途中で止めない))に切り目を入れる。

(この時、カッターのネジが出ている面が上に来るようにして立て気味に持つ、

力が弱い人はカッターを握るように持つ、ガラスカッターは直角移動や方向転換が出来ないため直線のみで切り目を入れる)














作品となるガラスの身の部分の切り目に近い位置に太いペンチで挟んで押さえ、

外す部分を細いペンチで挟み、引っ張る(切れない場合は曲げて切り取る、

ちなみに脆いガラスだとカッターの尻の部分で裏から叩くだけで割る事が出来る。







そして切り出したガラスの側面を研磨します。




ダイヤビット(回転して削る部分)の奥側に水を含んだスポンジが設置されている研磨機で

ダイヤビットの手前側までガラスを動かし切り取り線が消えるぐらい研磨する


研磨機のイラスト♪




実際の研磨機です。



ガラスの周りを一周しないとコパーテープを綺麗に貼れないのでしっかりと研磨する

タオルで綺麗に拭き取り、コパーテープを貼る作業を行う


















はんだごてを起動して温めておく。

その間にはんだを付けやすいようにテープ部分にはんだ用の潤滑油を塗り、

ガラスのザラザラした面が上になるように星型に並べる。








テープ部分にはんだを仮付けしてガラスを固定する表裏のテープの部分にはんだを付ける。

側面はちょんちょんと飛び飛びにするようにはんだを付ける、表裏からこぼれたはんだも

側面に付けるのに利用する。

この時無闇に傾けるとはんだが溢れるので付けた後は5秒ほど待ってから傾ける。






















細かい作業なのでみんな真剣そのもの。





チェーンをくぐらせる輪の部分をはんだでガラスに接着する。

この時動かないように他の誰かにガラスの端の方を下押さえて固定してもらう・
























洗剤を付けたスポンジとお湯で綺麗に洗う

縁がシルバーならここでチェーンを付けて完成















縁が黒と銅の場合は潤滑剤(ブラックパティーナ)を塗る

鉄を酸化させる液を塗るので水を用意できる場所で塗り

お湯で流す


ワックスを付ける























チェーンを付けて完成



持ち帰る際の注意点


ステンドグラスはガラスなので縦からの衝撃は強いが横からの衝撃には弱いので持ち帰る時は立てて持って帰る



ここまでメンバーリポートでした!(一部加筆あり)



そして・・・・それぞれの星のオーナメントの完成です!




いろんなスターが出来上がりましたね!

とってもいい感じ。

ガラスってきれいですねー☆


みんな、いろんな作業を体験させていただき、いい経験になったのではないでしょうか?


岡村さんからのご縁でつながり、また新たな経験を積ませていただくことができました!



いやーー、メンバーの満足感いっぱいの顔が忘れられませんね!


最後に芹澤さんから今日作ったものは窓際など光が入るところで必ず見てくださいね!と

一言をいただきました、

ガラスの美しさはやはり光の力で最大限に引き出されるんですね。


「アトリエ・セリザワ」さん、丁寧にそしてわかりやすく教えていただき

本当にありがとうございました!

そして今後ともよろしくお願いいたします!


それと詳細なレポートとわかりやしイラストを提供してくれたメンバー、ありがとう!!


地域の方のご協力で、貴重な体験と時間をいただいている月イチワークショップ。

来月はイラストのワークショップを行う予定です!


お楽しみに!




「アトリエ・セリザワ」さんではステンドグラス教室に生徒さん募集されていますよ♪


「アトリエ・セリザワ」さんHPはこちら!

閲覧数:47回0件のコメント

コメント


bottom of page