今日は就労準備支援事業の特別プログラム。今年度第1回目のSST講座でした!
- 乙訓もも
- 2 分前
- 読了時間: 4分
週末金曜日は就労準備支援事業!
今日は特別プログラムでSST講座を開催しました。

このSST講座は京都市にある就労移行支援事業所ディーキャリア様から講師をお招きし
月1回で全10回開催する予定で、働く上で必要なソーシャルスキルを身につけるための
特別プログラムです。
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)は働く上で社会生活における
人間関係を円滑にしたり自分自身に自信をつけてストレスや不安を減らし、
QOL(生活の質)の向上を図ることが目的で、他者とのコミュニケーションの取り方や
場面に応じた適切な行動のとり方、感情のコントロール方法、ストレス対処法などを
様々なワークやロールプレーを通じて学びます。
今年度第1回目の今日は、セルフケア(セルフケアチェック)について学びました。

働くとなると自分の心身の調子を整えることは必須ですよね。
そういった意味では社会生活を営む上で基礎の基礎がセルフケアということになります。
まずは、今年度1回目のということで自己紹介もかねてアイスブレイクを行ない、
場の空気を温まった後にレクチャーを始めていただきました。
セルフケアの目的は、
⓵心身の状態の原因を把握し、自分自身でケアできるようになる
②就職活動ならびに長期安定雇用に不可欠である勤怠の安定が図れるようになること
の2つです。
そして、セルフケアのゴールは、
自分がどうすれば長期安定した就労が可能になるのかを自分で獲得することです。
なので、セルフケアとは、
⓵今の自分の状態を把握できるようになること
②状態に合わせた対処ができるようになること
③状態に合わせた配慮を依頼できるようになること
を意味し、他者からの援助なく自分自身で行うケアのことを指します。

では、どのように自分自身の状態を把握するのかということですが、
SSTではセルフチェックシートを用いて今の状態は何が原因でそうなってるのかを探り、
自分に合った対処法を身につけたり配慮を依頼できる様にトレーニングしていきます。
ここでセルフケアに必要なポイントは、「食事」「運動」「睡眠時間」で、
この3つが特に心身の状態の安定を図るために必要です。
きっとこれは誰しも同じことだと思います。
これらをチェックシートで確認する中で、自分の傾向がわかったり、
調子が良くなる、あるいは崩してしまう意外な原因が見えてきたりもします。
家族と過ごした休みの次の日は調子がいい
友人と遊んだ週初めは頭痛が起きやすい(実は気を使い過ぎていた)
週半ばは長く睡眠を取った方が調子が悪くなりやすい(途中で生活リズムが乱れていた)
などなど、客観的に自分を把握することができ新たな発見があったりします。
今日のワークでは、心身の調子を崩す自分なりの注意サインや危険サインを書き出し、
そのサインが現れた時やストレスを受けた際の対処法「ストレスコーピング」について
一覧表をもとにみんなで共有しました。

このストレスコーピングの一覧表は、オンタイム(仕事中)とオフタイム(休日)に分かれさらに取り組める時間の長さ・短さで区分けして書くようになっています。
例えば、オンタイムで
数秒で出来ること:背伸び、首を回す、水分補給
5分で出来ること:体操、外の空気を吸いに行く、喫煙
30分で出来ること:昼休みに仮眠、散歩
オフタイムで
5分で出来ること:コーヒーを淹れる、簡単な掃除、
30分でできること:電話、食事を作る、シャワー
半日で出来ること:外食、趣味の外出、スポーツ
こんな感じです。
みんな、それぞれ思い思いに対処法を出しましたが、
そんな方法もあるのか・・・と、お互いに参考になったのではないでしょうか?

社会に出ていろんな人と交わって生活するとなるとストレスを抱えざるを得ないですし、
その対処法を身につけておくことはとても重要ですね。
今日、学んだことでできることは実践して試すのも一つの手だと思います。
このように月1回のSST講座を今年度も10回開講してメンバーの働くことや
社会生活が円滑に遅れるようにサポートさせていただきます!
6月のSST講座は「就労準備性」について学ぶ予定です。
では、来月もよろしくお願いします。
そして、皆さま、良い週末を!

Comments