先週、5月30日の木曜日にJR長岡京駅前バンビオ6階創作室1にて
今年度第1回目のひきこもりに関する学習会を開催いたしました。
今年度も年4回の開催を予定しているひきこもりに関する学習会ですが、
ここ何年にもわたり第1回には京都府の家庭支援総合センターからひきこもり支援担当の
廣田主査をお招きし、ひきこもり支援の基本についてご講演いただいてきました。
何事もやはり基本が大切。
何度も基本を繰り返し学ぶことでしっかりと身に着け、
また年度初めに初心に帰ることを目的に廣田主査には毎年この時期に同様の内容で
学習会を依頼させていただいてきましたが今年度からは基本をしっかりと押さえつつ、
より実践的な学びも得られるような内容にしてきたいと考え、事例をもとにグループワークを行う設えとさせていただきました。
おかげさまで皆様の関心の高さが伺え、地域の支援機関の方はもちろん、行政職員、
医療分野、高齢介護、地域住民に企業経営者、当事者御家族にご参加いただき、
京都市からもお申し込みを多数いただきました。
毎回、廣田主査のご講演はとてもやさしい口調でわかりやすく、
なおかつ堅苦しくならないように工夫をしてくださり、
参加者の方々は和かい雰囲気の中で学んでいただくことができ、
理解が進みやすく心にも残ったのではないでしょうか?
冒頭のひきこもり支援の基本の項目では、
ひきこもり状態の定義に始まり、ひきこもり支援指針の骨子についてお話しいただいた後に当事者に現れる状態像とその背景要因(生物学的要因・心理的要因・社会学的要因)などをご説明くださり、さらに相談時におけるポイントなどを教えてくださいました。
ひきこもりの相談はご家族から始まることがほとんどで、
相談者はまずご家族のお気持ちをしっかりと受け止め、
ここまでに至った背景をゆっくり知っていくことが重要で、
もちろんこれは当事者にも同じことが言えます。
ご家族や当事者のこれまでのストーリーを少しずつ紐解いていくことが必要なんですね。
そして、後半は前半にお話しいただい内容を踏まえて事例を元に
2段階に分けてグループワークを行いました。
参加者のみなさん、もう慣れていらっしゃいます♪
まずは廣田主査にご用意いただいた事例を共有し、初回面談時に確認することについて
皆さんで話し合っていただいた後に、その後の展開として当事者に対して
「このような支援があればいいなぁ」というアイデアを出してグルーピングしました。
前半の雰囲気のままにグループワークでは皆さん活発に意見を出され、
とてもリラックスした雰囲気で行うことができました。
これはここまでひきこもり支援の基本について何度も学習会を開催し続け、
皆さんにご参加いただけたことの効果がひょっとしたら表れていたのかもしれません。
もしそうであればとてもうれしいことです。
最後に代表でいくつかのグループの方に発表していただいたのですが、
和やかな雰囲気の中で各グループからのアイデアを共有するとができ、
何かしら新しいものを持ち帰っていただけたのではと思っています。
いただいたアンケートには、
・多角的にいろんな意見を知ることができた
・具体的で想像しやすかった
・アセスメントのポイントが分かった
・支援者と当事者家族との考えや思いの違いを知ることができた
などの感想が寄せられていましたが、やはり様々な意見やアイデアに触れることができたことが大きかったようです。
廣田主査のお話しぶりを絶賛するアンケートもありました、さすがです!
令和6年度ひきこもりに関する学習会第1回は先週5月30日に家庭支援総合センターから廣田主査をお招きし「ひきこもり相談の受け方、支援の在り方について」と題し、
無事好評のうちに終了いたしました。
廣田主査、今回も素晴らしい学習会をお届けくださり誠にありがとうございました。
日々の支援でも連携やアドバイス等、引き続きよろしくお願いいたします!
そして、ひきこもりに関する学習会第2回は7月18日木曜日に開催する予定で、
生活困窮者自立支援制度の国研修の講師を務めた方をお招きすべく、現在打合せ中です!
内容は当事者へのアプローチ関連のモノになる見込みですが、従来の学習会に比べ振れ幅が大きい?異次元の?、ちょっと言葉が見つからないものになるやもしれません。
通り一遍ではない、実践できる何かと元気を持ち帰っていただける学習会を目指して、
これもチャレンジです!
近日中に内容をリリースいたしますので、スケジュール帳を空白にしてお待ちください!
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