今日は向日市中地域包括支援センターさん主催で開催された
『8050問題』にかかる地域での取り組み」に参加してきました!
この催しはひきこもり状態、社会参加から遠ざかっている方への自立支援及び就労支援に
かかる講演から、支援者に求められる具体的な支援方法について考えるというもので、
講演には「Lコネクト」の支援員兼相談員の平井万紀子さんが登壇されました。
京都府つながる・学・働く支援センター「Lコネクト」さんは、
ひきこもりの状態にある⽅、無業の状態にある⽅やそのご家族などを対象に
さまざまな状況に応じた「はたらく」に向けたサービスとサポートを提供する支援機関。
乙訓ももともしっかり連携してくださっています。
今回の催しのタイトルが「『8050問題』にかかる地域での取り組み」ということで、
とても関心を持って参加させていただきました。
「8050問題」、お聞きになったことはあるかと思いますが、
親御さんが80歳代の高齢世帯でひきこもり状態にあるお子さんが50歳代となり、
ひきこもり状態にある当事者やご家族が高齢化していることです。
世帯によっては親御さんの年金で生活されているため生活困窮の課題もあり、
内閣府の平成30年度調査の結果によると、全国の満40歳~満64歳までの人口の1.45%に当たる61.3万人がひきこもり状態にあると推計されています。
昨今では「9060問題」とも言われ、さらに高齢化している現実があります。
乙訓ももにご相談いただいているケースでも「8050問題」に相当する世帯はあり、
ご家族の相談を継続しながら繋がり続けています。
会場の向日市福祉会館。
講演で平井さんからは「8050問題」についてやひきこもり状態の基本的な情報を話され、
「Lコネクト」さんが用意されているプログラムや支援メニューを説明されました。
その後事例を紹介され、どのような支援を行っておられるかを教えていただきました。
乙訓ももからも事例紹介をしてほしいと講演前にお話しをいただきましたので、
「Lコネクト」さんと連携して就職までされた事例をお伝えさせていただきました。
講演の後は5~6名のグループに分かれてひきこもり支援に関して、
「自分たちに今、何ができるか」についてざっくばらんに話し合いました。
今回のこの催しには当事者ご家族や民生児童委員の方、介護保険サービスの支援機関に
地域住民、そして向日市会議員などが参加されており、どのグループにおいても、
「8050問題」について初めて聞いた、「Lコネクト」さんのような所があると知った、
「8050問題」で当事者家族は本当に苦しんでいる、など忌憚なく話し合われていました。
平井さんは、「8050問題」だけでなくひきこもりの問題を自分事と捉えていただき
自分ができることで行動してもらえたらとメッセージを発信され自分ができることとは、
今日こんな講演に行ってきたよ、Lコネクトって言うところがあるらしいよ、など、
比較的簡単にできることでいいので、始めてみてくださいと語りかけておられました。
また、乙訓ももからは、
「8050問題」はいくつもの課題が絡み合っている世帯の問題なので、
なるべく早く支援機関につながっていただきたいということと、
支援機関は単独で支援せず、支援機関同士がつながってネットワークをつくり、
チームで支援するように努めていますとお伝えしました。
向日市中地域包括支援センターさん主催で開催された
『8050問題』にかかる地域での取り組み」、「8050問題」について学びつつ
みんなで考えるというスタンスの設えでとても良い時間になったと思います。
ひきこもりの問題は家族で解決すべきとか、
表に出しにくいなどの日本独特の風潮がありますが、
親御さんや当事者が少しでも安心して生活が送れるように、
勇気を出していただいてご相談のお電話をいただければと思います。
今日は向日市中地域包括支援センターさん主催で開催された
『8050問題』にかかる地域での取り組み」に参加させていただきました。
ありがとうございました。
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