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執筆者の写真乙訓もも

昨日は詩のワークショップを行いました!それは身体性に気づいた時間。

更新日:2021年8月12日

昨日、火曜日は社会参加事業の日。

地域へ一歩踏み出していただくための居場所づくりを行っています。


昨日は月イチワークショップということで「詩のワークショップ」を行いましたよ。


講師にお招きしたのは昨年も「詩のワークショップ」を依頼させていただいた上村さん。





え?え?え?


お坊さん???


そうなんです。上村さんは先週に得度式を経て出家されたばかり。

仏門に入られたのです!!

なんともびっくり!










上村源耀というご法名で

今後僧侶として修業や活動に

取り組まれるそうです。










というわけで、昨日はお坊さんが行う「詩のワークショップ」ということに相成りました!


さらにゲストも参加。



寝屋川市にある「三家クリニック」さんが運営されている雑貨店「NEFNE」の

スタッフさんが参加してくださいました。

NEFNEさんには今年の3月にシルクプリントのワークショップをお願いしましたね。

















互いにつながりあって交流させていただいてます!




さて、肝心のワークショップの冒頭。

まずは場を温めるために参加者は自分のニックネームを決めて呼び合った後、

ソーシャルディスタンスを維持しながら、様々なボディーワークを行いました。





これはその中のひとつ。


背中合わせにお尻を地面につけて座って

お互いに体重をかけて立ち上がっていきます。









このようなお互いを感じたり、意識したりする感覚を肌で、体で感じるという

身体的な感覚から入るボディーワークを行いました!




これは木をイメージして体で表現しているところです。

足が根になって水や養分が体を上って来て、そして枝に流れて葉を茂らせていくイメージ。


みんなどんな風に感じたかなぁ?




このようなボディーワークをいくつか行った後、いよいよ詩を作っていきます。

















源耀さんの「詩のワークショップ」はユニークなスタイルで行われます。

前回もそうだったのですが、ます二人一組となります。

そして出されたお題について絵を描き、それをパートナーに語っていくのです。


今回のお題は「子どもの頃の思い出の場所」






誰でも子どもの頃に印象に残っている、忘れられないところってありますよね。

そのような誰にでも持ち得ているものをお題として取り上げ、

それについてまず絵を描いた後、ペアを組んだパートナーに語っていきます。





「子どもの頃の思い出の場所」を

それぞれに絵にしていきます。














思い出の場所ってどこかなぁ・・・



自分の過去を振り返っていきます。














そして思い出の場所が決まったら、

その時のストーリーを回想しながら、

絵に表現していきます。










ここはみな、黙々と取り組んでいましたね。






そして絵ができ上ったらその絵を相手に見せて、そのストーリーを相手に語っていきます。









ストーリーを聞いた相手はそのストーリーをより理解するために質問をし、

十分理解したと感じたら、いよいよそのストーリーを絵を見ながら詩にしていきます。










パートナーの話を聞いてその内容を

自分のフィルターを通して、

パートナーのその時の思いや感じたことを

イメージしたり自分の中の何かと

シンクロさせながら言葉を紡ぎ出していきます。













当たり前のことですが、このあたりは人それぞれで表現が異なり面白いところです。





そして全員ができ上ったところで、みんなの前で作った詩を絵を見せながら発表します。




ここで大切なのは発表された詩について感想を言ったり、評価をしたりしないことです。



作りっぱなし、発表しっぱなしの状態のままにします。






















源耀さんはこのワークショップについて、かなり細部にまで気を配られており、

人の座り方やペアリング、発表の場も全員で行うのか、グループに分けて行うのかも

会場の大きさやその場の雰囲気などを考慮し直前まで考えておられました。



過度に緊張することなく、遊びの中で何かをつかむようなことができる場づくり・・・

とでもいいましょうか。





こうして全員の詩が披露された後、ボディーワークと詩をつくったことを

みんなで振り返り、終了となりました。





今回のワークショップではパートナーになった人に絵とともに

「こどもの頃の思い出の場所」を伝え、

それを受け取ったパートナーが詩にしていく。







他人の思い出を自分が共有し、詩というものに表現していくわけですが、

それは他人の思いを自分のフィルターを通した上で表現するというある種の代替行為で、

他人の経験や思いと自分の感覚や過去が混ざり合い、他人の過去を疑似体験しているような

そんな感覚に陥るものでした。


またパートナーに自分の思い出の場所を詩にしてもらうことで、自分の過去や経験を

受け入れてもらった、あるいは共有できたという不思議な安心感と満足感があり、

なんだか清々しい気分になることもできた時間でした。







最初に行ったボディーワークや他人の思い出を詩にするワークショップはいわば「遊び」と

捉えることができると思うのですが、その「遊び」を通して、最後に源耀さんは

「生きることは遊ぶこと。そう考えることができれば体はもっと軽くなり、自由になれる」

とおっしゃっていました。


人間には心があります。

でも、その前にまず自分の体があります。


その体が感じること、反応すること。その身体的な関りや営み、やり取りによって

身体に変化が生まれ、それを感じることで心や意識や気持ちにも変化が生まれる。


うつむいてばかりいると体が硬くなり下しか見ることができなくなってしまいますが、

身体を動かし柔軟にすることで上を向き、見上げることができれば気分も変わりますよね。







身体、身体性、身体的、

というキーワードは今後の乙訓ももの

活動にも意識され、影響を与えていく、

そんな気がしてします。


もちろん、身体と心の両輪が大切では

ありますが・・・











いろいろな気づきと示唆をいただいた今回の「詩のワークショップ」。


源耀さん、

貴重な体験と有意義な時間をありがとうございました!!


源耀さんの僧侶としての新たな人生を応援しています!!!







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