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執筆者の写真乙訓もも

株式会社桂建材店さんに見学に行ってきました!

今日は就労準備支援事業の特別プログラムで事業所飛び出し、

地域の企業へ見学に行ってきました!



今日、見学に伺ったのは京都・桂にある「株式会社桂建材店」さんです!
















阪急電鉄桂駅から徒歩5分の場所にある「株式会社桂建材店」さん。


株式会社桂建材店さんは約70年前に京都 桂で左官屋として始まり、

左官という原点を大切にしつつ漆喰など昔ながらの建築材料と、取扱アイテムの豊富さと、つながりを大切にされている経営により幅広いネットワークを駆使して京都の伝統・文化ともいえるもの(寺社仏閣の漆喰壁や町家の聚楽壁など)から、最先端の建材まで

幅広く販売、施工されている会社で、現在は小原弘也社長が3代目社長を務めていらっしゃいます。



多趣味で行動派の小原社長。とてもアクティブな社長さんです。
















見学はまず小原社長から会社のことや建材を扱う仕事についてお話を伺い、

北田主任より店舗内外をご案内いただきました。






















見てください、この左官屋さんが使う鏝(こて)の種類。

鏝は昔からあまり形が変わっていないそうです。


それくらい作業をするにあたって、すでに形が完成されているんですね。

何か歴史の重みを感じます。


店舗内にはこのほか、建築関係にまつわる様々な道具や器具、建材にその見本などが

ありましたが、とても明るく清潔感があり、お客様がまた来たくなる雰囲気でした。























そして屋外の見学はまずコンクリートブロックの説明から始まりました。

















よく見かけるコンクリートブロックですが、用途などにより何種類もあるそうで、

今は真ん中に溝があるコンクリートブロックが主流と伺いました。






















このように袋入りの砂やコンクリートの原料であるセメントなども販売されています。


これらの砂やセメントなどは一袋25kg以上あるそうですが、それを建設現場への

配達の度にトラックに積んで荷下ろしするそうです。


その数は100袋なんてこともざらで、京都は特に土地が狭いこともあり施工の際に

資材等を保管する場所がないため、このような袋入りの砂などが重宝されるそうです。


体が鍛えられそうですねー!



実際、北田主任も配送を担当されていた時は筋肉モリモリだったそうです!




こんな感じで何種類もの砂や砂利を在庫されていました。

砂や砂利の違いも実際に触らさせていただき確認させていただきました。






















見学中に砕石を購入しに来られた方がおられ、従業員の方が重機で運んでおられました。

何だかすごい光景でしたよ!























これは砂を袋詰めする機械です。

ちょっと精米機に似ていますが、これを一日に何十袋も作られるそうです。























そして袋の持ち上げ方も教えていただき、体験させていただきました。


人はどうしても腰を上げたまま、腕だけで重いものを持とうとするそうで、

そうすると必ず腰を痛めてしまうので、しっかり腰を落として袋を持ち、

足を使って持ち上げることで全身を使うことになり腰を痛めずに済むそうです。


これは日々の生活や介護などにも活かせそうですね!






















そしてこちらは昔ながらの伝統的な左官の建材である漆喰です。


奥に立てかけていただいた漆喰は姫路城に使われているもので、白鷺城と言われるほど

美しい姫路城はこの良質な原料と左官の高度な技術によって保たれているそうです。


いやー、奥深いです。



この後、様々な口径の鉄筋や塩ビパイプ、木材にエクステリア商品などを教えていただき、

コンクリートの強度を上げるためにどのように鉄筋が使われているかや、

気温の高低により伸縮するコンクリートがひび割れないようにどのように工夫されているか

などなど、普段私たちが目にすることができないところのお話を丁寧にわかりやすく

聞かせていただきました。























お話を聞かせていただく中で建物を建てるのに想像以上にたくさんの工程があり、

数えきれないほどの建材を使い分けて職人の方々が仕事をされていることがわかりました。

本当にとてつもない情報量でしたが、知らないことばかりでとても興味深い見学でした!



そして日進月歩で、日々、新商品が生まれていると言っても過言ではない建材の業界で、

お客様の要望に応えたものを用意され、職人の方々の仕事のしやすさを追求されている、

自分たちの次の工程、先の仕事のことを考えておられる仕事ぶりは「思いやり」という

言葉で表現されるように感じました。


また見学中にお向かいにある農業を教育科目に取り入れておられる京都府立桂高等学校の

生徒さんたちが授業で生産された野菜を販売に来られている風景を目にし、地域との交流の機会も設けていらっしゃることがとても素敵でした。
















左官という仕事からスタートされた桂建材店さんならではの

「時代と共に変えていくもの、大切にしていくもの」の価値観をしっかり見極めて、

つながりを大切に経営されている姿に共感というより畏敬の念を隠すことができません。


今回も有意義で学びの多い見学になり、素晴らしい時間を過ごすことができました。


貴重な機会をいただいた小原社長、案内いただいた北田主任、そして社員の皆さま、

本当にありがとうございました!


今後ともよろしくお願いいたします!

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