週末金曜日、乙訓ももは就労準備支援事業を行なう日です。
4月から新しいメンバーが複数名加わり、面持ちや雰囲気が変わって1か月が過ぎました。
プログラム自体は変わらず、作業系の就労プログラムに取り組んでもらっています。
これは作業を習得してもらうのが目的ではなくて、
仕事を用意することで決まった日程で通所し生活リズムを整え、
報告・連絡・相談をすることで仕事上のコミュニケーションの機会を提供し、
就労に最低限必要なマナーやスキルを習得していき、日常生活自立や社会生活自立に
取り組んでいきます。
またニーズに合わせてメンバーの得意を活かしたプログラムを提供したり、
探しだしたり、場合によっては作り出すこともあります。
これはイラストを描くのが得意なメンバーん事業所に併設されている駄菓子屋の
販促用のPOPを製作してもらっているところです。
こういったプログラムも用意して、メンバーには自信をつけていってもらい、
その人のペースで就労に向かうプログラムに取り組んでもらいます。
そして、今日は就労準備支援事業の特別プログラム「SST講座」の
今年度第1回目を開催しました。
この「SST講座」は昨年度よりスタートさせたプログラムで、
就労移行得支援事業所ディーキャリア烏丸御池オフィスより講師をお招きして
SST、Social Skills Training(ソーシャルスキルトレーニング)のさまざまなプログラムを
通して対人関係など社会生活に必要なスキルを学んでいくものです。
今年度第1回目はセルフケアとストレスコーピングについて学びました。
セルフケアは働くにあたり心身の状態を自身で把握し、
具体的な行動により心身の調子の波を少なくしようというもので、
セルフケアチェックシートなどを活用して、自分でもわからなかった心身の調子の波や
どういった時や場合に調子がいい、悪くなるかが自分自身で理解できるようになり、
働いたり生活する上でとても有効です。
またセルフケアの1つであるストレスコーピングについても学びました。
ストレスコーピングはストレスに対してうまく対処しようと意図的に行うことで、
コーピング(coping)には、英語で「対処する・処理する」という意味があります。
これについてはオンタイム、オフタイムと、時間を数秒、5分、30分、1時間以上に分け、
今やっているものやも思いつくものをメンバーに書き出してもらいました。
これをみんなで共有することで、新しい対処法が見つかったり、
他の人の対処法を参考にしたり試したりすることができるメリットがあります。
メンバーには今日学んだことを日々の生活の中で是非、実践しもらいたいですね!
このような「SST講座」を今年度も全10回予定しており、社会生活に必要なスキルを
身につけてもらうことで、働きたい人を応援していきます!
というわけで、今週も皆さま、お疲れさまでした!
来週も盛りだくさんでお届けいたします!!
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